百八十一話 ページ46
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そんな時、緑谷が立ち上がった。
「相澤先生、エリちゃん一日だけでも外出できないですか...？」
「無理ではないはずだが。というか、この子の引取先を今...」
「じゃあ、エリちゃんも来れませんか...！？」
「...なるほど」
「文化祭！エリちゃんも来れませんか！？」
「ぶんかさい...？」
「エリちゃん！これは名案だよ！文化祭っていうのはね！俺達の通う学校で行うお祭りさ！
学校中の人が学校中の人に楽しんでもらえるよう出し物をしたり食べ物を出したり...あ！
リンゴ！リンゴアメとか出るかも！」
「リンゴアメ...？」
「リンゴをあろうことかさらに甘くしちゃったスイーツさ！」
「さらに...」
エリちゃんの口の端からはよだれが垂れていた。
「校長に掛け合ってみよう」
「それじゃあ...！エリちゃん...どうかな！？」
「...私考えてたの。助けてくれた時の...助けてくれた人のこと...ルミリオンさんたちのこと、もっと知りたいなって考えてたの」
「嫌ってほど教えるよ！！校長に良い返事がもらえるよう俺達も働きかけよう！
俺休学中だからエリちゃんとつきっきりデートできるよね！」
「でぇと？」
「通形先輩...？」
「蜜月な男女の行楽さ！」
「みつげつなだんじょのこうらく？」
「通形先輩エリちゃんに何言ってんですか。死に値しますよ」
「そこまで行くのかい！？」
「いきます」
それから時間が経ち、お見舞いもあと五分となった。
「...通形先輩、緑谷、相澤先生、お医者さんの人達も。私とエリちゃん、少しの間でいいので二人っきりにさせてもらえませんか？」
「え？ど、どうして？」
「エリちゃんに話したいことがあって...人には聞かれたくない話なので二人っきりにさせてほしいんです」
「ですが、また何かあったときすぐ対処できるようにしておかないといけません。二人っきりにさせるのは...」
「...竈門は個性を止めることもできます。危険性はありませんよ。何かあれば俺が責任を負います」
「...分かりました。五分だけですよ」
「はい。ありがとうございます」
私は全員が病室から出ていったのを見届けると、エリちゃんと正面から向き合った。
「...エリちゃん、これな〜んだ？」
私は鬼化して頭に角を発現させた。
「...分からない」
「これは私の個性。鬼化って言って、簡単に言えば身体能力を上げるもの」
「...凄い個性」
「うん。だけどね、私は小さい頃この個性を暴走させて人を殺しちゃったの」
「...え？」
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
