百六十四話 ページ28
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それから私達は治崎に追いつくことができた。
壁を突き破った緑谷は、治崎を殴り飛ばし通形先輩から引き離した。
「ナイトアイ！確保を！！」
「！」
サーの視界には、治崎の側近の二人が倒れている姿、そしてボロボロの治崎が目に入る。
「一人で...ここまで...！！」
「後...ろに、います...」
通形先輩の後ろには、エリちゃんがいた。
サーは二人を強く抱きしめ、私もそこに駆け寄りエリちゃんと通形先輩を抱きしめる。
「凄いぞ...凄いぞ...ミリオ...！」
「エリちゃん、遅くなってごめんね。あとちょっとで全部終わるから」
私はエリちゃんに安心させるためニッコリと笑いかけていた。
「ルミリオンがここまで追い詰めた！このままたたみかけろ！！」
相澤先生がそう言うと緑谷が治崎に向かっていく。
「起きろクロノォ！！」
その瞬間、相澤先生が近くにいた緑谷を突き飛ばした。その瞬間、クロノと呼ばれた男の個性が相澤先生に当たる。
「イレイザーヘッド!!!」
「長針が刺したモノは動きが遅くなる。３人まとめて串刺しにしたつもりでしたが、さすがヒーローだ」
すると相澤先生の動きが遅くなる。
「治崎！」
「全て無駄だ！！」
その瞬間、相澤先生の個性が解かれたのか、治崎の個性で尖った岩が襲いかかってきた。
「こんな奴らに俺の計画を台無しにされてたまるか！なァ音本...！嫌だよなァ...！？俺がこんなところで終るのは！！音本、本当によくやってくれたよ。おまえなら俺の為に、死ねるだろう！？」
その瞬間、治崎は倒れている仲間に自身の個性を使った。
「ルミリオン、おまえは確かに俺より強かった。だがやはり全て無に帰した。さァ、壊理を返してもらおうか」
「自分と仲間を”破壊”して...！融合、させた...っ」
治崎の姿は音本と融合されパワーアップされている。
「最低の気分だが...さっきよりはいくらかマシだな」
「潔癖の気があってなァ...触られると...つい頭に血が上ってしまう...ここまでされたのは初めてだ。悲しい人生だったなルミリオン。壊理に...俺に関わらなければ、個性を永遠に失うこともなかった。病に罹ったままでいられた」
治崎の言葉にその場にいる全員が目を見開く。
「永遠に、失う…！？」
「通形先輩、個性が...？」
「失って尚粘って...そしてその結果が仲間を巻き込み全員死ぬだけなんてな」
治崎は緑谷の方ではなく、エリちゃんを庇っている私達の方へ向かってきた。
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
