百四十話 ページ1
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私に襲いかかってきたやつは片っ端から殴る蹴るの暴行をして撃退した。もちろん正当防衛の範囲内でね。捕まったりしたらめんどくさいから。
警察に通報して引き渡すと、ありがとうと言われたが心の中ではさっきのやつらと同じようなことを思っているのが分かった。
だが私はそれを顔に出さずに終始笑顔で色々な手続きを終わらる。
「こいつらを捕まえてくれてありがとうございました！
...あの、よろしければ握手させていただいてもよろしいですか！？僕、ずっと鬼殺隊のこと応援してたんです！」
なんて可愛いことを言ってくるこの人は今初めて対面した警官だった。
「...もしかして、警察学校卒業したばっかりですか？」
「え、どうしてそれを知ってるんですか！？」
「見てれば分かりますよ。見た目が若いってのもありますけど、なんか初々しい感じが漂ってますもん！
握手は別にいいですけど、こういうのもうやめた方がいいですよ。警官は私情を挟んじゃ駄目ってのもありますし...」
「...？」
「警察は縦社会ですから。組織と反する考えを持つもの、行動するものはどうなるか分かりません」
「そ、そうなんですか...」
あからさまにしょんぼりしている警官。
「...なので、私に勇気を持って声をかけに来てくれた警官さんにありがとうの気持ちを込めた握手をお願いします」
と言って私は手を差し出した。
「！もちろんです！」
警官と握手をしているとき、ふと思ったことを質問する。
「あなたはどうして私に話しかけに来たんですか？最近の人は鬼殺隊のことを人殺しと言う人が多いてすよね？」
「...周りはそうですけど、僕は命を懸けて戦っている鬼殺隊は人殺しなんかじゃないって思ってます！
竈門さんは雄英生ですよね？ヒーロー目指して頑張ってください！応援してますんで！！」
「ありがとうございます。あなたみたいな人が増えれば楽なんですけどね...なら、あなたは私にできた二番目のファンですね！！」
「そこは一番目じゃないんですね」
「はい。私の一番目はもうずっと昔から埋まってますから。誰にも譲れません」
お兄ちゃんが一番最初にヒーローを応援してくれた人...だから、一番目はとっくに埋まってる。
「そうなんですか...それじゃあお気をつけて！大怪我しないようにしてくださいね！」
「もちろんそのつもりですよ。あなたも慣れない仕事で大変だと思いますが頑張ってくださいね」
「はい！」
敬礼する警官を後ろに私は警察署を去っていった。
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
