ほら、笑おう。【雪男】

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side渡辺



目黒たちが入ってきた時起きた、実は。



けど、いい話っぽかったから寝たふりして聞いてて




佐久間の暴露話にも最初は、


あーそんなこともあったなぁって

懐かしく耳を傾けてたんだけど




その本人が起きてるとも知らずに


佐久間しか知らねぇような

まぁまぁヤバい話まで持ち出してきやがって…




あんま調子乗んなよってことで


強制終了。





佐『寝たふりとかずりぃ！笑』




焦る佐久間が左側、


笑い転げるふっかが右側、



目黒とラウールと涼太は俺の顔を覗き込んでて、




　
…カオスか。







騒がしい笑い声は頭に響いたけど、


少し寝れたからなのか

さっきより全然気分が良かった。





『ふっかたち来てたんだ、』


深『うん、っ、水買ってっ、きたからね、っ…むりっ…笑笑』



涙まで流して腹抱えるふっかの息は途絶え途絶え、





『…ちょ、水ちょうだい。』


ラ『はいどうぞっ！』




ニコニコしながらストローを咥えさせようとするこいつは、



『…ぜってぇバカにしてるだろ。』


ニコニコというよりはニヤニヤのラウールと隣の目黒



目『バブちゃんが睨んでる！かわいいっ！』


ラ『ほら、しっかり咥えてよ、溢さないで。』




『溢してねぇわ！』







あーも、疲れる。




だけど、


やっぱ楽しくて。




．


佐『早く良くなるといいねぇ、』



深『翔太頑張り過ぎだもん。

丁度いい休息になるんじゃない？つっても4日しかないけど。』





うまく誤魔化してくれたっぽい涼太に感謝しつつ、



ラ『しょっぴーまたね！』


目『早く元気になって、』



佐『看護師さんの言うことちゃんと聞けよ！』


深『なんかあったらメールして、またな。』





『俺は全然大丈夫だから、でもありがとな。』




そう言いながら手を振る4人に、

俺も控えめに手を振り返した。

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