四話 ページ6
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「...ぁ、ぁぁ、ぁ...嫌ぁぁぁ＿＿＿＿＿！！！！」
私は、その時何を言ったのか覚えていない。
言葉にできない程の絶叫だったと思う。
あるいは、悲鳴だったのかもしれない。
それは悲しみで満ちていた、私の魂の叫びだったのかもしれない。
それは何だったかは分からないけれど、その叫びは延々と続き、私は涙を流していた。
しばらくすると私はその場に崩れ落ちてしまった。
...どうして...？どうして私の家族がこんな目に...
そう思った瞬間、様々な記憶がよみがえってきた。
色んな世界で過ごしてきた前世の記憶が。
その時の私は情報を整理するので精一杯だった。
...その時だった。
私が憎んで憎んで仕方がない声が聞こえたのは。
「...この家族の血縁関係者か？」
その声を聞いた途端、私の心は途方もない怒りで埋めつくされてしまった。
「鬼舞辻無惨...！！お前が私の家族を...！！」
「...安心しろ。お前も家族の元へ連れていってやるk」
こいつが喋り終わる前に私は個性を使ってこいつに攻撃していた。
「殺してやる...！！！お前みたいなクズは生きる価値も無い...！！死ね...！」
「...個性か...厄介なものだ。
......お前を殺すのはまた今度だな。プロヒーローがやって来てしまった」
ﾍﾞﾍﾞﾝ
そう言って無惨は鳴女の血鬼術で逃げようとしていた。
「！待て！逃げるな！！」
「次会ったらお前の家族に会わせてやるから安心しろ」
そう言った鬼舞辻無惨の声が、表情が、存在全てが私を怒らせた。
「ッ〜〜！！＿＿＿＿＿絶対に殺してやるぅぅぅぅ！！！」
私のその叫びは身を裂くような復讐を誓ったものだった。
ーーーーーーーーー
相澤side
雄英で仕事をしている時、近くのプロヒーローから増援要請が来た。
立て籠りが起きたがどんな個性を持っているか分からないため中に入れないらしく、俺は急いで現場に向かった。
「状況は！？」
「イレイザーヘッド！！中に敵がいると思われるんだが、さっき中に一人入ってしまった...！」
「中に...！？」
ここまで漂ってくる血の匂い。恐らく中は血塗れだろう。
早く中に行かないとまずいな...
「離してください！！中に家族が...！！Aが中にいるんです！！中に入れてください！」
声のする方を向くと赤い髪の男の子がたくさんの人に抑えられていた。
A...！？
...そんなわけ、無いか。ただの偶然だ。あいつはもういないんだ。ズルズルと過去を引きずるのは合理的じゃない。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
