四十八話 ページ50
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「...お兄ちゃんにはヒーローになって、幸せに生きてほしい。
山田さんには、それを傍で見守っててほしいんです。
Aが言えることではありませんが、お兄ちゃんも自己犠牲が激しいので、無理をしないように傍にいて、大変そうだったら手を貸してあげてほしいんです。
...お願いします、って、妹ちゃんは、俺の手紙に...」
山田は目をうるうるさせながらそう言った。
「...なんでお前が泣きそうになってんだよ」
「だって、俺のこと初めて山田さんって呼んでくれたんだぜ！？
それに加えてこの文章！泣くだろ普通！！」
山田はいつもより声のボリュームを抑えてはいたが、普通に煩い声でそう言った。
「いや、文章はともかく、名前にさん付けされたくらいで泣きそうになるなよ。お前高校二年だろ...？」
「そ、それを言われると心が痛いぜ...」
「馬鹿かよ」
「いやそこまで馬鹿じゃねぇからな！？
...少しはいつも通りに戻ったんじゃねぇの？」
そう言われて俺はハッとした。
いつのまにか学校にいるときのように話せていたのだ。
「...まぁ、妹ちゃんに助けられた命だろ？その命使ってヒーローなって妹ちゃんみたいな子が出ないようにしたらよくないか？」
“...生、きて...生きて、ヒーローに、なって、A、結愛や結花みたいに、死んじゃう子を、減らしてあげて...”
...Aに言われた言葉、実行できなくなるところだった。
「...そう、だな。...お前はもう用済みだ。さっさと家帰れ」
「いくらなんでも酷くねぇか！？
...まぁ、もうお前が大丈夫って言うなら別にいいけどよ...
また明日、学校でな！」
「...ああ。また明日」
俺は扉を閉めた。
Aが死んだことが完全に吹っ切れたわけではない
それでも、Aに言われたことをできるように。
俺はこれから頑張ろうと思うことができた。
...癪だが、あいつには感謝だな...
Aみたいな目にあう子供を減らす...とりあえず、今のところの目標はこれだな。
...明日からも、頑張ろう。
ーーーーーーーーー
無理矢理な感じですみません！！雰囲気ぶち壊しましたね...
これで過去編...？は多分終わりです！！
もう続編行くのにまだUSJに行けていない...過去編に話数使いすぎちゃいましたね...笑笑
ところで、評価が結構少ないんですけどこの作品って面白くないですかね？
不安になってきました...
まぁともかく、続編もよろしくお願いします！
文字数がヤバイ...ドタバタですみません。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
