四十三話 ページ45
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これで最後なんて、死んでも死にきれない。
まだ結愛と結花の仇を取れていない。
こいつを殺せてない。
体の痛みなんてどうでもいい。こいつを殺す。ただそれだけ。
それをできたらAは死んでもいい。
Aはそう思った。
...こいつがいなかったらAは、結愛と結花は幸せに暮らせていた。
Aはあの日人を殺すことも無かったし、結愛と結花だって孤児院の家族達を殺されること無かった。
二人は孤児院に捨てられていたらしい。
親から捨てられたと聞いて、二人はとても悲しかった。
それでも、結愛には結花が、結花には結愛がいたから今まで頑張ってこれた。そう言っていた。
孤児院では皆捨てられたも同然だから皆で仲良く家族として暮らしていた。
...でも、そんな生活もdevil's luckのせいで消えてしまった。
目の前で家族をなぶり殺しにされ、生かされたのは結愛と結花だけ。
あいつらは私達の個性目当てで孤児院の家族を殺した。
二人はそう悟ったらしい。
それから二人は組織に入り、密かに組織を潰す計画を建てていたらしい。
...そして、二人の計画は実行され、、devil's luckは壊滅。
それでも、本当のボスはこいつで、二人はこいつにやられた。
ボスが自分を倒しても意味が無い。
そう言ったのはこいつがいたからだろう。
こいつは強個性のやつを集めるために作ったと言った。
つまりこいつはそれだけのためにこの組織を作ったのだ。
こいつがいなければ、こんなことにはならなかった。
こいつのせいでこんなことになったんだ。
だから、こいつにはその罪を分からせなくてはいけない。
だからAは絶対にこいつを殺す。まずこいつを殺すためにAは立たなければいけない。
Aは、その気力だけで立った。
フラフラと、足で地面を力いっぱい踏みしめ、手には武器を持ち、心には殺意を持って立ち上がった。
「...まだ立ち上がるのかい。
君が命をかけて立つというのなら、僕も本気を出して相手をしないといけないね」
オールフォーワンは余裕そうにそう言った。
「...ぶっ殺してやる」
大量の出血で血の気を失った唇は、口内から溢れる血で染まっている。
モーニングスターを自分の手足のように操り、少しでもこいつに傷を負わせるために動いた。
...が、数分するとAは体が上手く動かせなくなりあいつの攻撃を喰らってしまい、お腹に穴が空いてしまった。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
