四十二話 ページ44
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空中に浮かべているナイフや銃で攻撃、それに気を取られている隙にあいつの頭を狙う。
それかモーニングスターで攻撃しながら隙ができたらナイフや銃で攻撃。
それを繰り返していた。
それが何分も、何十分も、もしかすると一時間くらい経っていたのかもしれない。
Aにはどれくらい時間が経ったか分からなかった。
結愛と結花の仇を取る、それだけしか頭に無かった。
Aは絶え間なく攻撃していたが攻撃を喰らわないわけではなかった。
体はほぼ鮮血で真っ赤に染まっており、赤色に染まっていないところが少ないと言うほどだった。
右肩は脱臼しているのを無理矢理はめ込み、体の所々は火傷を負ったため赤く爛れている。
左腕は折れているにも関わらず、無理矢理動かして目の前の敵の命を奪わんとしている。
とてつもない激痛に苛まれながらもだ。
そんな傷みを伴いながらもバク転してあいつの攻撃を避け、壁と垂直になりそこを足場にしてあいつの元へ向かいモーニングスターで攻撃した。
「＿＿＿ぅるぁ！！」
この動作は一般人が見ても何が起こっているのかちゃんと目視できない速度で行われている。
Aの体には相当負担がかかっているが、そんなことは気にならないくらいあいつの首を取るのに夢中になっていた。
そんな中、Aは必ず結愛と結花の体が傷つかないように動いていた。
その時もしかしたら鬼化の個性が暴走していたのかもしれない。
それでも二人の身に傷がつかないように動いていたのは二人のことがとても大切だったからである。
オールフォーワンはそんなAに気づいたのか二人の元へ攻撃を向けた。
「＿＿＿ッ！！」
Aは二人を守ろうと二人を庇った。
今のオールフォーワンの攻撃は今までのより強力だった。
Aは、今までの傷よりも更に深い傷を負ってしまった。
「＿＿＿ッ...！うぁ...」
これにはAも悲鳴を漏らすしか無かった。
体に力を入れることができず地面に倒れてしまった。
もう立てない、血を流しすぎて立つことすらままならない。
...普通の人ならそう思い諦めただろう。
「...もう立てないだろう？
この僕でもここまで粘られたのは初めてだよ。
手負いのヒーローなんかより執念深い何かを感じる。
...君は僕が思っているよりよっぽど強かったみたいだ。
最後に言い残すことはあるかい？」
オールフォーワンは余裕そうに笑っている。
＿＿＿最後？
冗談じゃない。最後になんてさせてたまるか。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
