二十三話 ページ25
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Aはショッピングモールで暴れまわって敵を攻撃した後、倒れてしまったらしい。
Aは全く記憶は無かったが、血塗れになりながらも笑いながら敵を攻撃していたそうだ。
その時ヒーロー達が止めたけど止まる様子は無かったらしく、一時的に意識が回復したお兄ちゃんが個性を使って止めてくれたらしい。
目が覚めたAは病院で検査を受けたあと、お兄ちゃん達と会っていた。
「A...怪我、大丈夫か？」
「お兄ちゃん...大丈夫だよ。個性が個性だから...怪我なんて、すぐ治っちゃうからへっちゃらだよ」
鬼化の個性は使いすぎると体がボロボロになるけどこれくらいの怪我なら平気みたいだから大丈夫だろう。
Aはお兄ちゃん達を心配させないよう笑顔で答えたはずなのに、お兄ちゃん達は顔をしかめてしまった。
自然と、Aの気分も下がってしまう。
「...A、あの時戦った敵、殺しちゃったんでしょ？」
そう、ポツリと話してしまった。
「...は...？A、それ誰から聞いたんだ？」
お兄ちゃんは焦ったように聞いてきた。
「誰からも聞いてないよ。Aが、個性を暴走させて暴れまわってる時の記憶。段々Aが何をしたか思い出してきたの。
...敵だったけど、人、殺しちゃったんだよね」
鮮明に思い出された。敵達がもがき苦しみながらAに向かって必死に反撃しようとする姿が。
そんな敵達に、Aは容赦なく攻撃して血塗れになりながらも笑みを浮かべる自分が。
「...A...」
「...どうして、あんなことしたの？
A、あんなこと望んでない。
お兄ちゃんが敵にやられちゃったから早く起こして逃げないと、って...Aは、お兄ちゃんを守ろうとしてた、だけなのに...
どうして、人を殺したの？何であの時、Aは鬼化の個性を使ったの？もう１つの個性を使ったら誰も怪我はしなかったし、死んじゃったりしなかった...！」
あの時冷静になって考えていればすぐに分かる、簡単なことだった。
武器製造操作の方を使っていれば一瞬で片付く事件だった。
「...ごめん、なさい。Aのせいで、人が死んじゃったんだよね...？Aが、あの日あそこにいたから、Aが
鬼化の個性を使ったから...ごめんなさい、ごめんなさい、
ごめんなさい...」
Aには嗚咽を漏らしながら謝ることしかできなかった。
「ｯA...！」
そんなAにお兄ちゃん達は優しく抱きしめてくれた。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
