二十話 ページ22
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「お兄ちゃん！早く行こう！」
Aは早くお母さんとお父さんにプレゼントしたかったから走ってショッピングモールのお店を回っていた。
「A。そんなに走らなくても商品は無くならないぞ」
「それはそうだけど〜...ちょっとトイレ行ってくる」
Aは走ってトイレに向かった。
「...絶対ジュースとか飲み過ぎたせいだな。だから飲み過ぎるなって言ったのに...」
お兄ちゃんはトイレの近くで待ってくれるみたいだった。
Aは急いでトイレを済ませた。
その時トイレには誰もいなかった。
「...？あれ？外が静かになったような...？」
外に行こうとしたらお兄ちゃんがこちらに走ってきた。
「お兄ちゃん！？ここ女子トイレだよ！？」
お兄ちゃんがAを見つけると安心したように頬を緩めた。
「A！逃げるぞ！！」
「え？逃げるって何で？何から逃げるの？」
「いいから早く来い！！」
Aはお兄ちゃんに手をひかれながら一緒に走り出した。
「お、お兄ちゃん...？」
「ここまで来れば大丈夫か...？」
「お兄ちゃん...？何かあったの？」
「...実は、さっきAがいない時に『ｶﾞﾀｯ＿＿＿ｻﾞｻﾞ＿＿＿＿＿ｻﾞｻﾞ＿＿＿＿聞こえてるか？』！放送？」
『俺達は devil's luckという組織だ。ここの客の中の一人に用があってな...そいつが見つかるまで少しの間ここを占拠させてもらう。
騒いだり逃げ出そうとしたら殺すから変な真似はするなよ。
＿＿＿相澤A。こいつが見つかれば俺達はすぐに引き下がる。それまで他のやつらは大人しくしてろ』
相澤Aって...
「...Aのことを探してるってこと...？」
「...ああ。どうしてかは分からないけどな...」
「A、今の声の人知らないよ？」
devil's luckは、その時ニュースで騒がれていた組織で、殺人強盗密輸...犯罪を犯しすぎてその組織に所属している人は極刑は免れないと言われているやつらだった。
でも、その時のAは幼かったからそんな組織のことは知らなかった。
「...Aの個性目当てで来たのかもしれないな」
「Aの個性...？」
「ああ...あいつらに捕まったらAがどうなるか分からない。こっそり抜け出してヒーローに他の人達を助けてもらおう」
「...分かった」
AはAをいつも助けてくれる凄いお兄ちゃんが何とかしてくれる。
そう信じて疑わなかった。
...だから、あんなことになってしまった。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
