十八話 ページ20
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「そ、そんなはずない。
だって、だってお兄ちゃんは私と約束して、くれて...
だから、今お兄ちゃんに話し、たのに...」
かつての約束を、言葉にされていたはずの確かな絆を手繰るようにAは幼子のような口調でうわ言のように繰り返かした。
そんな私に、お兄ちゃんは黙って去ろうとしているだけだった。
「...そ、つき」
だから、その沈黙に耐えかねたように、目の前の受け止めきれない現実を、瞳に涙を溜めながら、
「お兄ちゃんの...嘘つきぃ！！」
行き場の無い悲しみを叫んだ。
幼子のように喚き散らした。
「嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つきぃ！！
約束したくせにぃ...！」
涙がポロポロ溢れだした。
Aはお兄ちゃんと喧嘩なんてしたこと無かった。
お互い何を考えているのかは大体分かっていたからお互いが嫌な思いをしないように行動してた。
だから、お兄ちゃんと喧嘩なんて絶対しないと思ってた。
...でも、今日初めてお兄ちゃんと喧嘩した。
大好きな人と喧嘩をしたら、胸が凄く痛くなって苦しくなって
...凄く、虚しくなって。
普通の人ならこのままお兄ちゃんを教師として接するようになるだろう。
...でも、私は普通の人より頑固だから。
「...絶対思い出させてみせるから！！忘れたなんて絶対言わせないから！！」
Aは、ここでそう宣言した。
「...そんなの、俺には関係無い」
お兄ちゃんのその言葉を聞きながら私はこの場を去っていった。
家に帰り着くと、私＼俺は、
お兄ちゃん＼Aと言い争って疲れていたのですぐに眠りについた。
その日の夜、私＼俺は、
とても懐かしくて楽しい、悲しい夢を見た。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
