十話 ページ12
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「「個性把握テストォ！？」」
グラウンドに出た一同は、相澤先生にそう告げられた。
「入学式は！？ガイダンスは！？」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。
雄英は”自由”な校風が売り文句。そしてそれは”先生側”もまた然り」
「「...？」」
「中学の頃からやってるんだろ？個性禁止の体力テスト。
国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。合理的じゃない。
まぁ文部科学省の怠慢だよ。
爆豪、中学の時ソフトボール投げ何ｍだった」
「６７ｍ」
「じゃあ個性使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。早よ、思いっきりな」
そう言って相澤先生は爆豪にボールを渡した。爆豪はそれを、個性を使って思い切り投げた。
「まず自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
爆豪の記録は７０５．２ｍだった。
「なんだこれ！すげー面白そう！」
「７０５ｍってマジかよ！？」
「個性思いっきり使えるんだ！流石ヒーロー科！！」
「...はぁ...」
私はついため息をついてしまった。
「...面白そう...か。ヒーローになる為の３年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？
よし、トータル成績最下位の者は、見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
「「はあああ！？」」
相澤先生の言葉に一同は大口を開けて驚いていた。
「生徒の如何は先生おれたちの”自由”。
ようこそ、これが...雄英高校ヒーロー科だ」
皆の顔は先ほどよりもより一層引き締まった。
「最下位除籍って...！入学初日ですよ！？いや、初日じゃなくても...理不尽すぎる！」
「自然災害...大事故...身勝手な敵達...いつどこから来るかわからない厄災。
日本は理不尽にまみれてる。そういう理不尽を覆していくのがヒーロー。
放課後マックで談笑したかったならお生憎、これから３年間、雄英は全力で君達に苦難を与え続ける。
”Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて来い。
さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」
こうして、体力テストが始まった。
私の記録は一々覚えていないが、周りなやつらが私を見て全部の記録で一番とかチートかよ！とか騒いでるから多分最終的に一位になるだろう。
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桜 - 猫築かなめさん» 返信遅くなってすみません！それはわざとです。マスコミ→マスコミ+ゴミ→マスゴミって感じです。分かりにくくてすみません！！ (2020年7月25日 14時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 十四話マスコミがマスゴミになってますよ (2020年6月27日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - さんいちが・改さん、コメントありがとうございます！！泣けるくらい感動ものにできましたかね？そうなってたらうれしいです！！更新頑張りますね！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが・改 - うぅ…泣いてしまった。面白い作品をありがとうございます。更新頑張ってください。 (2020年6月21日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月14日 20時
