第489話【嗤】《鈴木 将門》 ページ39
「…………」
個々は……
酷く懐かしい匂いがした。
外は雨が降っているようだ
ポツポツという音と、誰もいない静けさが心地よくつい読書をしたくなる。
それと同時に、それは無理だろうということが直ぐにわかった。
個々は僕の夢の中だ。
従って後は勝手に僕の記憶の中の通りに進むのだろう。
「たしか今日は…」
壁にかけてあるカレンダーを見てみる
が、黒く塗りつぶされて見えない。
「……」
けど、下が騒がしい。
何時も通り
が、突然ガチャっと扉が開く
師匠が呼んでいるようだ。
降りていく
嗚呼、誕生日か…
そういえば、皆祝ってくれたな……
師匠に…彼奴等に……
「…僕は……」
僕は
「『何で生き残ったんだろう』」
……木……鈴……木……鈴木！
「！」
その声で僕は即座に起きた。
「…………個々は。」
「嗚呼、敵の場所みたいだ。見事に捕まった。」
僕は溜め息をつき
「…賢いな。」
と言った。
わざと捕まったのだろう。
相手を内から探るために
「起きたかね。」
と、仮面をつけた男がその場にいた。
即座に後ろを振り向く。
「…私が今回の主犯である。皆からは【魔形】と言われている。」
と、此方を見つめる冷徹な瞳に、何処か恐ろしさを感じた。
何もないのだ、普通なら欲望などがあったのにこいつからは全く感じられない。
「…単刀直入に言うぞ。……鈴木将門又は紅夏 瑠璃の身柄の引き渡しを要求する。」
そんな言葉に拒否をしようとした紅華が
「只とは言わん。八尺様の情報をくれてやろう。」
と、言った。
僕は紅華とアイコンタクトをとって
「…………解った。僕が残ろう。」
と言った。
「よかろう。教えよう。」
「1.八尺様は実在する。」
「2.村が狂っている。」
「3.食事」
「4.真実は一人の村人が知っている。」
そこで、一つだけピンと来る子がいたことを知っている。
「5.記憶から抜けたものは次の夜に救うことができなければ3になる。」
と、そこで話が終わった。
「提示できる情報は終わりだ。」
と言った。
「少しメモをかかせてくれ。」
「良いだろう。」
そして数分後書き終わり
すると、扉が出現した。
そして、僕らは走り出した
あわよくば一緒に逃げられたらと思ったのだが
駄目だ。
やっぱり逃げられない。
同時に背中から鋭い痛みが襲う
刺されている。
そう思うと酷く冷静になれた。
僕は紅華の手を強く突き放した。
それこそ、扉に向かって
「僕の変わりは沢山いるから。」
第490話【星の数】《鈴木 将門》→←第488話【表裏一体】《泡渕 真鈴》
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明咲こより - 続編作成完了です。【http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Syokaii11/】パスは同じです。予約されていた狩羽様から更新をお願い致します。 (2017年6月10日 20時) (
レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
黒幕(プロフ) - 元北斗七星です。八尺様が終わり次第復帰(？)させていただきます。皆様更新ファイトです！ (2017年6月10日 18時) (レス) id: e0f7f805ed (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@貴様…その刀…(プロフ) - 終わりました!!続編の制作をよろしくお願いいたします。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
狩羽(プロフ) - その次に更新します。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: 336f8f7a18 (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@貴様…その刀…(プロフ) - 更新します!! (2017年6月10日 17時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明咲こより+他の参加者様 x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2017年3月29日 9時
