第471話【動き出すパニッシャー】《藤崎 紅華》 ページ21
「鈴木!?
おい、鈴木!?
しっかりしろ!?」
紅華は鈴木の上体を起こそうとした。
そして、気づく。
「骨折…。
あばらが何本か逝ってやがる…」
紅華は鈴木の手首に指を当てて、心拍数を確認した。
「心拍数、異常無し…。
大怪我だけみたいだな。
とにかく、安全なところへ運ばないと…。
ん？
これは…」
紅華が鈴木が持っていた紙を見る。
「なんだ、これは…」
紅華が唖然としていると、木の上から声が降ってきた。
「どうやら、してやられたようじゃの」
「リョウメンスクナ…」
木の枝にリョウメンスクナがもたれ掛かっていた。
「ほれ、そなたの兄弟子からの伝言じゃぞ」
「伝言？」
紅華はひらひらとリョウメンスクナが落とした紙を受け取った。
紅華は紙を見ると、フッと薄く笑った。
「なるほど、奴さん、私らを潰す気らしい…。
リョウメンスクナ、お前は他の奴らに見つからないように行動しろ。
後、博物院にもっと持明院家のことについて調べるよう伝えろ。
勿論、あいつのことも」
「承知した。
あ、そうじゃ、ついでに、鈴木は治しておくぞ」
「助かる」
リョウメンスクナは鈴木を治癒すると、
「それではな」
と言って消えた。
「さあて、面白いことになりやがった。
久しぶりにメタ○ギアまがいのことをするかね」
紅華は気違いじみた表情になりながら、鈴木をおぶって森の出口へ向かった。
すると、あることを思い出す。
「あ、鈴木をお姫様抱っこにすれば良かった。
そしたら、こいつから一本取れたのに」
と、懲りないことを呟いてその場を去った。
第472話【何もない】《紅夏 瑠璃》→←第470話【怯えと刺客】《鈴木 将門》
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明咲こより - 続編作成完了です。【http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Syokaii11/】パスは同じです。予約されていた狩羽様から更新をお願い致します。 (2017年6月10日 20時) (
レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
黒幕(プロフ) - 元北斗七星です。八尺様が終わり次第復帰(？)させていただきます。皆様更新ファイトです！ (2017年6月10日 18時) (レス) id: e0f7f805ed (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@貴様…その刀…(プロフ) - 終わりました!!続編の制作をよろしくお願いいたします。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
狩羽(プロフ) - その次に更新します。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: 336f8f7a18 (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@貴様…その刀…(プロフ) - 更新します!! (2017年6月10日 17時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明咲こより+他の参加者様 x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2017年3月29日 9時
