シンクロニシティ【arym+tk×kt】

Spin off(Side by Keito) ページ14

..









仕事終わり、何となく立ち寄った路地裏。




バーあるし、雰囲気オシャレだし、なんか楽しそうだな。




動機はそんな風な、ただ何となくなものだった。




入口に、綺麗なドレスを着た美しい女性が立っていた。




『あら、いらっしゃい』



「...こんにちは...」




...彼女は男性だった。





『ここに来るの、初めてでしょ』


「...ええ、はい...」




緊張して手が震えていた。



彼女はそれに気がついたのか、俺の手を握ってこう言った。





『安心して。ここにいるのはみんな貴方と同じ人だから』


「...え？」




思わず聞き返した。


しかし彼女は答えなかった。




『おいで、こっちの世界に』




彼女は俺の手を引いて夜の街へ繰り出した。





To be continued...?

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