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その463by歌詞無 ページ49

霞「真桜も私を捨てるんだ?

司って言う友達ができたから、要らなくなったから!

もう私は友達じゃ……ないんだ……」

私の心は黒く沈むだけだった。

__裏切られた

__捨てられた

そんな風に考えると涙が勝手に溢れ出て止まらなくなった。

霞「やっぱり私に友達なんかいないんだ……

本当に信頼出来る味方なんて……誰一人……」

真桜「あ……あの……」

歩み寄って手を伸ばす真桜。

だけど私にはその手に触れることすら怖くて

ぱしっ

振り払った。

真桜「ッ!!」

霞「ぁ……ごめ……」

悲しそうな顔をした真桜を見ると私が悪者みたいで、心がまた痛む。

【一巡前】、トラックに跳ねられた時に救えなかった

1988年、幼馴染と戦わねばならない苦しみから救えなかった

1999年、殺人鬼の潜む町から救えなかった

2001年、ディアボロの魔の手から救えなかった

私はいつだって彼女を守れてなどいない

そんな無力な私に何ができようか

彼女の幸せを祈って目の前から消えることくらいだろう

霞「……じゃあ今から死んであげようか」

真桜「ぇ……」

霞「邪魔なんだもんね

私さえいなければ真桜は幸せになれるもんね

けど……」

髪も目の色も鱗も元に戻し、後ろを振り返る。

すぅっと息を吸い、口を開く。

霞「Gatrandis babel ziggurat edenal(ガトランディス バベル ズィーグレット エデナー)

Emustolronzen fine el baral zizzl(エミュストロンゼン フィーネ エル バラル ズィール)

Gatrandis babel ziggurat edenal(ガトランディス バベル ズィーグレット エデナー)

Emustolronzen fine el zizzl(エミュストロンゼン フィーネ エル ズィール)

【絶唱】を唄った。

涙と混じった血が目から流れ、口からも吐血。

ふらつく足で中心まで行き、テルミとハザマ、モニターのカスタマーサービスを睨みつける。

そして……

霞「【凍結・グローバルフリーズ】ッ!!

一緒に死ねぇッ!!」

両手を広げてスペルカードを発動。

背中には無数の氷の刃。

ダッ

誰かの走る音。この音の感じは男の人……?

この場には私達しかいないはず……一体誰が……?

お構い無しに目を閉じる。

次の瞬間

パシッ

誰かに後ろから腕を掴まれる。

そして我に返った。

振り返るとそこには

コネシマ「覚悟のないジサツなんてなぁ

すんじゃねぇボケ!!」

霞「……シッマ……」

周りを見ると我々だメンバーが全員揃っていた。

コネシマ「真桜の帰りが遅い言うてたから

嫌な予感してみんなで見に来ててん」

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作者名:理想郷project製作委員会 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年12月27日 19時

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