その455by歌詞無 ページ41
霞「なんであんなとこで倒れてたの?
こんなボロボロで」
光「どうせ怪我したのを装って霞を連れてく予定だったんでしょ」
昴「【世界樹】側の考えることはわからないからな」
真桜「図々しいにも程があるよ」
尚「全くだ」
琉華「かすゅみんはここに居場所があるんだから」
琉那「連れていかせるわけが無いでしょうが」
ボロくそ言われてるクロハの傷の手当をする私。
霞「そんな風に言わなくたって私はクロハがそんな事しないってわかってるから。」
鬱「どういう事や?」
霞「……話してもいい?」
もし嫌ならやめても……
クロハ「俺が話す」
クロハは金色の瞳で決意を語り、話し始めた。
クロハ「俺とあの花野郎、それと金髪のガキと人形四体は【世界樹】の計画から外れる。
女神のために生きることにしたんだ」
光「霞のため……?」
クロハ「おれ達の【願い】は叶わないかもしれないが、みんな女神の事だ。
俺は【女神に幸せあれ】
花野郎は【創造神に笑顔あれ】
金髪のガキと人形四体は【創造神のための世界あれ】」
鬱「みんな似てんなぁ」
琉華「叶わないって?」
クロハ「この世界に【世界樹】とモニター野郎、糸目とツリ目がいる限りは叶わない。
アイツらの計画が進んでる今は最も難しい」
霞「で、その計画を妨害してやろうって作戦なわけ。」
救急箱の蓋を閉じながらそう言った。
霞「なんとか妨害しようと色々やってんだけど上手くいかなくてねぇ」
クロハ「次の作戦は女神が最も嫌う【悲劇を繰り返す】作戦だ
俺は反対したが、それが効果的だと本人が言うもんでな」
霞「だっていちばん早そうだし」
光「認めないから」
光の声が響き、光は机をバンッと叩く。
光「私は反対。絶対にダメだから」
と言って部屋を出ていく。
霞「やっぱり反対されたかぁ
光は反対すると思った。」
クロハ「それでもやるんだろ?女神の事だ。」
霞「やる。」
鬱「……僕は止めんで」
と言って帰っていった大先生。
クロハもすぐに帰って、光は部屋から出てこない。
声をかけても「私は嫌だからね」としか答えない。
こりゃあ計画先送りになっちゃうかなぁ……
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作者名:理想郷project製作委員会 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年12月27日 19時