続 ページ13
遡ること少し前――…
｢オマエ…最近どうしやがった｣
｢あ,キッド船長！｣
キッドがAに話しかければAは今も意気揚々と何かを手にしながらキラーがいる部屋へ向かおうとしていた｡
｢なんだソレ｣
｢？これですか？そうだ,試しにキッド船長―…｣
突然,ボンッ!!とAが持っている箱から腹立つ顔をした人形がバネにくっついて飛び出してきた｡
｢うおっ!??｣
｢どうです？どうですか?面白いですか??｣
期待したようにキッドを見つめるAだが如何せんキッドの性格にこのような物は向いていない｡
｢き,急にびっくりしただろうが馬鹿野郎!!!｣
｢あいたっ!?｣
ゴツンッ！と軽く頭を殴られるA｡どうやらキッドには…否やはりキッドにはお気に召さなかったらしい｡
｢面白くなかったですかぁ!?｣
｢逆になんでコレで面白ぇと思ったんだテメェは！｣
殴られた頭を擦りながら涙目でキッドに抗議する｡Aが持っていたのは所謂"びっくり箱"という人を驚かす為に使うオモチャのような物だ｡確かに笑いには向いていない｡
｢えぇ〜じゃあどうしよう……｣
びっくり箱を抱えながらう〜んと悩むAにキッドは再度思っていたことを口にした｡
｢オマエ本当どうしやがった｣
｢へ？｣
｢……最近,キラーにそうやってなんかしてんだろ｣
｢……｣
｢………なんかあったのか？アイツと｣
｢いえ,そんなことは!!……ただその…キラーさんに笑ってほしくって｣
｢キラーに？｣
｢はい｣と照れながら答えるコイツはなにも知らねぇ｡
｢……アイツは笑わねぇのか｣
｢その言い方…キッドさんの前だと笑うんですか?!｣
｢お,おう…｣
更にまた考え込むAにキッドは少し前にキラーと話したことを思い出した｡
｢ハッハッハッ！なあキラー,最近アイツは面白ぇな!!｣
｢Aのことか…？｣
｢あぁ,馬鹿みてぇな格好して踊り出したかと思いきや次は船員と変顔の対決までおっ始めやがった！｣
｢……｣
｢どうしたんだよキラー！オマエ………｣
今まで笑っていたキッドが笑うのをやめた｡
｢なんだよそういうことかよキラー｣
｢……｣
｢さっさと言っちまえばいいのによ…｣
｢…怖いんだ｡他人なら,もういい｡でもアイツは……アイツにだけは｣
嫌われるのが,怖いんだ｡
｢キッド船長〜どうしたらキラーさん笑ってくれますかね？｣
｢あ"？知らねぇよ自分で考えろ｣
｢そんなぁ〜｣
なぁキラー｡…コイツは,きっと
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インク - リクエストです！ロシナンテをお願いします。これからも体調に気をつけて頑張ってください！長文失礼しました！ (7月12日 22時) (
レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 緋歌梨さん» ありがとうございます！頑張ります!! (2023年1月19日 13時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - Syaraさん» 大丈夫ですよ！！更新ファイトです💪 (2023年1月19日 13時) (レス) id: be71c26f4d (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 緋歌梨さん» ご指摘ありがとうございます！書き換えておきますね｡私も関連タグにヒロアカが載ってるのは分からなくて…変える方法も分からず…誤解されてしまったら申し訳ありません｡ (2023年1月19日 13時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - “寡(やもめ)”ではなく、“宴(うたげ)”ですよ！！あと、関連タグにヒロアカがあるのはなんでですか…？？嫌な思いをされてしまったらすみませんm(_ _)m (2023年1月19日 13時) (レス) @page32 id: be71c26f4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2022年12月12日 1時
