続 ページ12
｢キラーさん！｣
｢キラーさんっ!!｣
｢キラーさーんっ!!!｣
それからことごとく,Aはキラーを笑わせようとキラーに付きまとった｡
｢どうですかキラーさん！｣
｢あ,あぁ…｣
脇をくすぐったり変顔してみたりギャグを言ってみたり面白い内容の本を買って読ませてみたり…だがそれでもキラーは笑わなかった｡
思い付く作戦全て失敗してAは頭を抱えた｡
｢どうしよう…どうしたらキラーさんは笑ってくれるんだぁ〜??｣
side change
｢キッド｣
｢お,ようキラー｡なんか用か｣
船長室にて,キッドが武器を手入れしている最中にキラーが訪ねてきた｡
｢用…というまでもないが……｣
｢んだよ,煮えきらねぇ奴だな｡殺戮武人ともあろう男が｣
｢それ今関係あるか…？｣
｢ま,とにかくなんでもいいから話してみろよ｣と,キッドは武器の手入れを止めてキラーに向き直った｡
｢……Aのことなんだが…｣
｢だろうな｣
どうやらキッドにはキラーがAに関することを話そうとしているのをを勘づいていたようだった｡
｢…キッドも言ってただろ｡最近のAの行動｡明らかにいつもと違っておかしい｣
｢あぁ本当に,最近のアイツは傑作だな｣
ククッと思い出し笑いをするようにニヤけて笑うキッド｡
｢笑いごとじゃないんだが…｣
｢まぁいいじゃねぇか｡船員達だってアイツ自身も腹抱えて笑ってる｣
｢……｣
｢………笑ってねぇのはテメェぐらいだろうな,キラー｣
何か探るように,嘲るようにキラーを見つめる｡
｢嫌か？好いた女が他人と笑ってんのは｣
｢っ…キッド,！俺は別にそんな話をしてる訳じゃ…｣
｢へーへー,わーってる｡…俺はめんどくせぇのやまどろっこしいのは嫌いだ｡それはテメェもよーく知ってんだろ｣
｢あぁ,ずっと一緒にいたからな｡嫌でもわかるさ｣
｢一言余計だな｣
しばらく黙って見つめ合う二人だが｢とにかく｣と,キッドが話を切り出した｡
｢アイツの事が気になんならアイツに直接聞きに行け｡俺は別に相談事務所開いてるワケじゃねぇんだよ｡分かったら出てけ｡俺は今武器の手入れで忙しいんだ｣
｢……わかった｣
キッドにそう諭されてキラーは渋々と船長室から出て行った｡
｢………ったく,
と言いつつ,キッドは作業に取りかかろうとするもそんな気は失せたのでどうせなら親友の恋路を見に行こうかと企んだ｡だが…
｢…俺の服何処行った？｣
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インク - リクエストです！ロシナンテをお願いします。これからも体調に気をつけて頑張ってください！長文失礼しました！ (7月12日 22時) (
レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 緋歌梨さん» ありがとうございます！頑張ります!! (2023年1月19日 13時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - Syaraさん» 大丈夫ですよ！！更新ファイトです💪 (2023年1月19日 13時) (レス) id: be71c26f4d (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 緋歌梨さん» ご指摘ありがとうございます！書き換えておきますね｡私も関連タグにヒロアカが載ってるのは分からなくて…変える方法も分からず…誤解されてしまったら申し訳ありません｡ (2023年1月19日 13時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - “寡(やもめ)”ではなく、“宴(うたげ)”ですよ！！あと、関連タグにヒロアカがあるのはなんでですか…？？嫌な思いをされてしまったらすみませんm(_ _)m (2023年1月19日 13時) (レス) @page32 id: be71c26f4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2022年12月12日 1時
