検索窓
今日:39 hit、昨日:50 hit、合計:6,144 hit

いざ、ムゲン地獄へ ページ35




第1〜4層目が土蜘蛛様、5層〜6層を大ガマ様が務め、


私が担当する7層目に到着した。



「皆さん、臨時的にエンマ様の側近に任命されたAです。これから私達はムゲン地獄最下層に向かい、妖気が暴走した妖怪を抑えます。皆さんの実力はよく存じています。一緒に妖魔界を救いましょう!!行きましょう!!




腕を掲げると、エンマ様の特殊護衛部隊(とってもすごいエリート部隊!!)の皆さんも腕を掲げ、勇ましい雄叫びをあげてくださった。

士気が上がった気がする。
いける!!




私は刀を出して、走り出した。


ムゲン地獄は極悪妖怪が連れていかれる場所だ。
そのため、強さが他の妖怪とは桁違いである。




「A様、先頭は我らが。A様は最下層に向け、体力を温存してください」
「ありがとうございます。ですが、私はある程度刀を振るわないと調子が出ないんです」



腕が温まっていない。それに久しぶりに本気で刀を振るうから。
ある程度の準備運動が必要なのだ。

そして、まだこの程度であれば問題ない。



「はぁっ……!」




私はカイラ様とエンマ様と異なり、剣ではなく日本刀である。
カイラ様との木刀鍛錬で、私は日本刀を武器にすることを決めたのだ。


貴方をお守りするために、磨いてきました。
レジェンド妖怪であられるブシニャン様にケータ君の繋がりで修行をつけてもらいました。




「A様、腕力を上げました!!」
「ありがとうございます!!」


「A様、全能力を上げました!」
「はいっ!では、ボス戦と行きましょう!!」




怒りに満ちたゲソヒゲール大臣が構えていた。
確かこの妖怪はイカカモネ議長に嵌められて、ムゲン地獄行きになったんだっけ……?
それを知っているのは私だけじゃないか。


「はっ……無実じゃない!ゲソヒゲール大臣、後でお話があ───」

「ゲソヒーッヒッヒッ!!」


ゲソヒゲール大臣の怒りは妖力が高まり、最高潮に。
何も聞こえていないようだった。
私達のバトルが開始した。




「行きましょう!相手は取り憑きが強力なので、お祓いが得意な妖怪の方は後衛に回ってください!」


デカい触手が目の前で打ち付けられ、私何とか避けて、大臣の鼻から出る触手を攻撃した。




「イーカッカッカッ!」


大臣の不気味な笑いで妖怪達が引いて守りが下がった。




「っ、守りが下がってる……私が前に出て士気をあげないと」



カイラ様達も頑張っているのだから。
気合いを入れろ。

無罪を主張します→←スポットライトはいらない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月4日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。