62振りの主

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10話ページ10

-No side-

「だはーっ!!間一髪だった…;」

学校の裏庭の木の上、そこに先程の4人が隠れていた

清「それにしても、よく気がついたね。あそこに死神が隠れてるなんて」
「あの小さい死神の目線だよ。一瞬、違う所を見ただろ?だからそこに何かあるんじゃないかと思って
それに、呼んだのが青江じゃなかったらヤバかった…」
青江「呼び出される身にもなって欲しいんだけどなぁ。たまたま中学も昼休みで、周りにいたのが脇差の皆だけだったから良かったものの」

刀から人の形へと戻った青江に「ごめん…;」と謝る佐久間
しかし、佐久間自身もまさか、昼間に戦闘になるとは予想していなかった
早くて今日から関係者だとバレる可能性は考えていたが、せいぜいあちらが取る対応は様子見
そして、夜に会えば戦闘だと思っていた

大和「でも、さっきの2人って隊長と副隊長でしょ?だったら、もう黒崎に連絡回ってるんじゃない?」
「そ～なんだよね〜…。ハァ、黒崎君とは仲良くしたかったなぁ」
倶利「だが、敵対する事になるのも計画の内だろう」
「最初わね〜。…さて、これからどう料理しようか…」

と、不気味に笑う佐久間
それを見た青江、加州、安定、大倶利伽羅は背筋を凍り付かせた
佐久間の容姿は山姥切国広に瓜二つ
そんな彼が不気味に笑うと、山姥切国広もこんな表情をするのかと思えば恐怖でしかない←

「青江。とりあえず、この事は残りの中学組にも伝えといてくれるか」
青江「分かった、伝えておくよ」
「じゃ、戻っていいよ」

佐久間が青江に手をかざすと、青江はパッと消えて居なくなった
佐久間が喚び出す前の場所に戻したのだ

「さて、俺達もここから降りて残りの3人にも伝えよう。ま、俺の霊力の上がり下がりで察しているとは思うが」
光「はぁ、いきなり今日から痛い視線を浴びる生活かぁ」
大和「えー、折角友達出来たのに〜」
倶利「俺はどうでもいい」

4人は木から降り、残りの3人…山姥切国広、獅子王、鳴狐に先程の事を伝えに行った