Sweet holidaY ＊S.Yasuda＊ (ページ8)

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シャンプー代。ページ8

章「Aちゃん、頭洗ってあげるよ」

あ「え、でも」

章「ほら、おいで～」

彼の前に座れば上を向かせられて、

シャンプーを泡立てる章ちゃんを下から見上げて…なんか不思議なアングル(笑)

章「なーに笑ってんの」

あ「このアングルなかなか無いなーと思って」

章「確かに(笑)……はい、洗いまーす」

頭をユラユラ揺らされていると段々気持ちよくなってきて、

目を閉じると唇にチュッとリップ音。

目を開けると、何事もなかったかのように私の頭を洗ってる章ちゃん。

でも…。

あ「口元ニヤけてるよ」

章「え？んー…気のせいやない？」

そう言いつつまたチュッと顔の向きが反対のままキスされた。

そのままチュッチュって…。

あ「…しょ、章ちゃん？何して…」

章「お代もらってんの、シャンプー代…チュッ」

あ「ん、んん…？///」

章「はーい、シャンプー流しまーす」

完璧、章ちゃんのペースに持っていかれてる…。

章「チュッ、はい、おーわり！」

あ「ありがとう///」

そして交代して今度は私が章ちゃんの頭を洗う番。

…なんだけど…。

章「…」

あ「…」ｼｬｶｼｬｶ

章「…」

あ「…章ちゃん」

章「んー」

あ「その、口は何？？(笑)」

目を閉じたまま唇ツンって突き出して。

たまに片目だけ開けてこっちを確認してる。

これは…同じ事をしろと…？？

章「シャンプー代、もろてない」

あ「うん、あげてない」

章「ちょーだいっ」

恥ずかしいけど…。

チュッ

章「やったぁ♪」

あ「～～っ///」

その後は恥ずかしさを隠すためにただひたすら彼の頭を洗うことだけに集中した。