Sweet holidaY ＊S.Yasuda＊ (ページ4)

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やっぱり甘い。ページ4

あ「あ、えっと…」

章「ずっと？俺とくっついてたいん？」

あ「う、うん…///」

後ろはシンクで、逃げようとしたけど

横に彼が両腕をついて私を囲むから逃げられない。

更に顔をグイっと近づけられ鼻先が触れ合うから…

思考回路はショート寸前。

あ「しょ、章ちゃ…」

章「んー？」

あ「近いよっ…///」

章「………あー！あかんっ！可愛すぎる～！」

そのままチュッとキスされてから抱きしめられ、

その時間が幸せ過ぎてちょっと泣きそうになった。

章「ほんまは反応が可愛いからもうちょっとイジメたかったんやけど…我慢できへんかった」

あ「章ちゃん…あの、」

その時、プシューッと何かの音が隣から聞こえてきた。

二人で音の鳴る方を見ると火にかけていた鍋が噴きこぼれていた。

あ・章「「わぁぁぁ！！」」

二人で慌てて火を止めて、私が鍋の蓋を持ち上げると

あ「あちっ」

想像以上に持ち手が熱くなっていて手がヒリヒリ痛む。

すると横から伸びてきた手に私の手が取られて、

そのまま彼の口に吸いこまれた。

あ「あっ…」

そのまま彼の舌で指を舐められて、

一瞬にして恥ずかしくなって顔に熱が集中するのを感じた。

章「Aちゃっ、大丈夫っ！？」

本人は無自覚みたい。

あ「…ふふっ」

章「えっ、なんで笑うん(笑)」

あ「だって…(笑)」

章「なんなん、ほんまに心配したのにー(笑)」

結局二人で笑っちゃってムードも何もないまま夕飯を二人で作った。

章「ごちそうさまでしたっ！あーめっちゃ美味しかった！！」

あ「ありがとう、喜んでくれたなら良かった」

章「ほんまに毎日食べたいなぁ」

あ「はいはい、先に食器洗っちゃうね」

章「あー！適当に流したー！っていうかそれくらい俺やるから置いといてや」

あ「いやでも…」

章「ええからはよこっち来て？俺ずっと一人で我慢したんやけど…」

上目づかいで甘えた声で言われて「ノー」と言える強者はいるだろうか。

少なくとも私は言えない…。