恋す肌 eyeする彼 【與真司郎】【西島隆弘】

lovecandle ２１ｰ過去編ｰ ページ22

日高くんの部屋はシンプルで。



モノトーンで統一された部屋で


日高くんらしい部屋だった。




日「飲み物取りに行って来るね」




『はーい』




私が一人になると、


さっきの恐怖が蘇って来て


震えが止まらなくなってしまった




『(…ダメ、怖い…ｯ)』




一人にされるのが怖い…



私は日高くんを探しに、部屋を出て、


片っ端から部屋を見に行った。







１つだけ、明るい部屋があって。


ドアから光が漏れていた。




日高くんがいる、と思って入ってみた…









が、全然違う…



寧ろ、私の恐怖心を蘇らせるものだった。





私の写真が壁中に貼ってあったのだ





私が家でお風呂を入ってる写真、


料理してるところ、


買い物に出掛けているところ…




全部私をつけない限り、


撮れない写真ばかりだった。





『(怖い…ｯ…早く出よう…ｯ!!)』







後ろを振り返ると、日高くんが立っていた







日「やっぱり見ちゃったか…


もうちょっと楽しめると思ったんだけどな…


残念…」






妖しい笑みを浮かべた日高くんがいた。

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