麗しの君 ページ1
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太陽が西に傾き
空が紅色に染まる
その紅が、刻々と蒼色に呑まれて行き
太陽が、湖畔を囲む森の向こうに沈んで行く
そうして、辺りが月明かりに照らされる頃
君の、純白の羽根が金色に輝き出す
放たれる光と共に、羽根が夜空に舞い
君は、本当の姿へと戻って行く
夜の帳が落ちる時、月が湖畔を照らすその間だけ
君が、君に還る
その、間だけ
「やあ、今夜も綺麗だね
逢いたかったよ、愛しい君。」
僕は君と、会瀬を果たすことが出来るのだ
「…………あのなぁ。」
とは言え、
「毎晩毎晩何なんだよお前は
何が愛しい君だよ、マジ鬱陶しいから
だいたいな、綺麗だなんて言われてもこれっぽっちも嬉しかねぇんだよ。」
今のところ
完璧に、僕の片想いだけれども。
ここは、とある王国
小さいけれど、豊かで平和な国だ
僕はショウ
この国の王子で、長男だ
王の長男、と言うからには
僕には生まれながらにして、この国の時期王となる責務が課せられていた訳で
お年頃を迎え、なんならちょっと薹が立ってしまっていた僕は
毎晩の様に、舞踏会と言う名のお見合いパーティーに繰り出さなければならない境遇にあった。
だがしかし。
困ったコトに、僕は女性にこれっぽっちも興味が持てなかったから
夜毎開かれる舞踏会で、玉の輿に乗ろうと必死に色目を使う姫君たちに迫られる事は、僕にとっては苦痛でしかなかった
だから僕は、何時しかそんなパーティーから、コッソリ抜け出す様になったのだ
そんな、ある夜
僕は、麗しの君と運命的な出逢いを果たしたのだ
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花咲*(プロフ) - 猫さん、また、お話読めることが出来て嬉しい！猫さんの描くお山はずっと好きです。2人が幸せに暮らしてると思うと幸せ〜メデタシメデタシ♪新作のお山も楽しみにしております。 (2020年8月1日 10時) (
レス) id: 7a9a23c4d1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 猫さん、完結ありがとうございます！しかもたまたまお星様が『222票』にゃにゃにゃ！でした。（無理とわかってて何度も押したいタイプです）幸せなメデタシでこちらも幸せになりました！素敵可愛いお話ありがとうございました。 (2020年8月1日 10時) (レス) id: 6cd0f843d6 (このIDを非表示/違反報告)
青子(プロフ) - 猫ちゃん、完結おめでとうございます♪ポチwネーミング最高w好きだわ〜www。やっぱり猫ちゃんのお話は面白い！！大好き！次のお話も楽しみ♪♪♪くれぐれも体調に気をつけてね！ (2020年8月1日 7時) (レス) id: a31050b24b (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - 追伸、新作も楽しみです♪ (2020年8月1日 1時) (レス) id: 052d2e9543 (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - 猫にゃん、素敵なお話ありがとーございました。さとちってば魔法も使えちゃうのね♪お二人の末永いラブラブを心よりお祈りしてます。てか、ぽちって(笑)。 (2020年8月1日 1時) (レス) id: 052d2e9543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s猫s
| 作成日時：2020年6月25日 10時
