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なまえ ページ6

何だかんだで私はこの古本屋で働くことになってしまったらしい


このすっっごい毒舌な男の子と

だまって本読んでればかっこいいのにな〜…




『これ、店のエプロンだから』



バサッと濃緑色のエプロンを投げられて慌ててキャッチする


あ、、、そういえばこの人の名前聞いてないな




「あの…!」



『何?』



「名前、教えて下さい!貴方の」



『…あぁ、俺の名前?

俺はチョン・ウォヌ 』



彼には珍しく、普通に教えてくれた




「チョン・ウォヌ…」


言われた名前を繰り返す



「いい名前ですね、
音の響きが凄く綺麗で、なんか貴方に合っていると感じがします!」


これは私の本心だった


『褒めてもなんも出ないからな』




そう言ってプイっとそっぽを向く彼

どんな表情をしているか見えなかったけど



髪から覗く耳が少し赤くなってた気がした



え…?


照れてる?あの毒舌悪魔が?


向き直した彼の顔は元に戻っていたが



私は彼の予想外の反応に驚いた

驚いたし、彼のギャップに



…キュンとしてしまった



「よ…よろしくお願いします。ウォヌ先輩

あ、あと私の名前は…」


『A』




「え?」


『だから、Aだろ?お前の名前、
じぃさんから聞いてる』


私の名前知ってたんだ



『お前の名前も綺麗だよ、A』



そういって薄く微笑むウォヌ先輩


突然の爆弾投下に
自分の顔がみるみる赤くなっていく
これはずるいでしょ…


これは素でやっているのか?


さっきまで悪魔みたいに毒舌だったのに
あ、悪魔じゃなくてツンデレなのか?!!


さっきまで何だこいつと思っていたのに


女子校生の単純思考で


もう彼のことを好きになりかけてしまいそうだ


そんな事をポーッと考えていたら



バンッと置かれるバケツと雑巾


『ま、冗談はここまでで

今からお前に初仕事、

店の掃除全部よろしく』



そしてまた本を読み始める彼


…はい?



わ、私の恋心返せーー!!泣

はつしごと→←あくまのかれ



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設定タグ:セブチ , ウォヌ , SEVENTEEN   
作品ジャンル:恋愛
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ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時

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