月が綺麗な夜に貴方と

もくひょうたっせい！ ページ21

「わっわたし！」



緊張し過ぎていきなり大きな声を出してしまった





驚いたのか、ウォヌ先輩が本から目を離してこっちを見る





視線が合って心臓がドキッとした





言わなきゃ…





自分の気持ちウォヌ先輩に伝えなきゃ！







「私、ウォヌ先輩ともっと近づきたいんです




ウォヌ先輩もことをもっと知りたいし




私の事ももっと知ってほしいから




きっかけが欲しいんです！た




それだけじゃダメ…ですか？」





言い終わった後も



ドキドキと胸の音が聞こえてて




顔も鏡で見なくても赤くなってるのが




自分でもわかった




や…




やってしまった…




つい、勢いに任せて言っちゃったけど





今考えると相当恥ずかしい事を喋ってしまった気がする…！！！





恥ずかしさのあまり、思わず顔を伏せてしまった




「い、今言ったことは勢い…というか何というか…」





モゴモゴとしゃべりながら前を向く





…え？？





目があったウォヌ先輩




顔…ポカンとさせてて





少し赤くなってる？





「え、せんぱ…」






バッと振り向いて後ろ姿で呟くウォヌ先輩






『わかった



じゃあ、13時に駅前の広場でいいか？』






「だ、、大丈夫です！」






『じゃあ、そろそろ上がるから』






そういってスタスタとお店を出る先輩






後ろを向いてるから、
どんな表情で言ってるかもわからなかった





けど、okしてもらえた…！！






心の中で大きくガッツポーズをする





今から週末が楽しみ！

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