月が綺麗な夜に貴方と

おしおき…？ ページ15

車はどんどん加速して行き



後ろにいた女子達が小さくなり見えなくなって行く…



もう大丈夫だよね




その瞬間、私はぷつっと糸が切れたかのように頭を抱え込んだ



「はああああ………」



明日から学校どうしよう…



まさかこんな大事になるなんて




玄関前のギャラリーの多さから見て




ほとんどの生徒が私の事見てた…よね


それよりも…！！



「ウォヌ先輩！！」




『何だよ』




「何でさっき皆の前で肩組んできたりしたんですか〜泣」




助手席に座らせてくれたりしたし



それも



皆に見せつけるように！！



「そんな事絶対しなさそうなのに〜！」




肩を組まれた時の



あの上級生たちの顔を思い出してガクガクと震える



『あぁ、あれはお仕置き』




「えっ？」




『ずっと車で待ってたのに
お前が指定した時間過ぎても来ないから
1人生徒捕まえて聞こうとしたらあんな事になったんだよ


だから、お前にお仕置き。明日から学校頑張れよ』





ハンドルを握ってるウォヌ先輩の横顔…笑ってる


「だからってやり過ぎですよ…泣」



ウォヌ先輩の腕をポカポカ叩く




『じゃあ、明日から迎えに行かないけど』





「うっ…」





「次は裏門から…お願いします…」

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