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たんさん ページ40

“そういば、文学部のウォヌ君て彼女いるんだねー!”


…え??


聞き慣れた言葉が聞こえて思わず立ち止まり会話に耳を傾ける



“あ!あの長身イケメンでしょ〜?なんで!?”



“さっき、露店の近くで綺麗な女の人と二人で親しそうに話してた!距離めっちゃ近かったし絶対彼女だわ!あれ!”



“まじか!少し狙ってたのにショック〜”



女の人達は笑いながら行ってしまったが




私は止まったまま動けずにいた



ウォヌ先輩に彼女…?


露店の近くってことはずっとベンチで待っていた私ではないのは確かだ



まさか!きっと普通に友達とかだよね



あ!そうだミンギュさん達が言ってた会計の人だよ


彼女なんて…だって…


あの人達の会話に根拠なんて何もないのに


何でこんなに胸がざわつくんだろう…



とりあえず、ウォヌ先輩の露店の所に行こう



すぐ確認して、戻って来ればいいんだもん。


うん、そうしよう


嫌な予感を感じつつも、私は足早にウォヌ先輩の所へと向かった…



駆け足で、先輩の露店へ着いたが


お店には先輩の姿は見当たらない


…どこだろう


キョロキョロと見回してると


微かに聞こえた、低くて優しい声


…ウォヌ先輩の声だ!!



露店の向かいの、木が少し生えている場所で


ウォヌ先輩と一人の女性が話をしている


離れた所にいるため、ほとんど会話は聞こえないけど


先輩の隣にいるのは


綺麗で上品そうな女の人


おそらく年上のその人は、


落ち着いた雰囲気のある女性だった


サラサラな黒髪を結いあげてて、



そこから覗く首元の白さや腕の細さは華奢で


顔はふんわりと可愛らしくて思わず守って上げたくなるような



女の私でも見惚れるくらい綺麗な人



私とはかけ離れたタイプ


ウォヌ先輩もまんざらでもなさそうな顔で



一緒に笑いあったりなんかして…



先輩のそんな顔、私もたまにしか見れないのに



すごくお似合いな二人を見て



話しかける事も出来ずに



その場で立ち尽くすことしかなかった



暑いはずなのに、全身の血液が凍ったみたいで



なのに心臓はバクバクと大きく鳴る



思わず私の手から滑り落ちた缶のコーラは


カンっと地面に弾かれて


甘ったるい匂いを放ちながら



溢れ出た中身の液がどんどん足元に広がっていったが



私はそれを気にすることも出来なかった

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設定タグ:セブチ , ウォヌ , SEVENTEEN   
作品ジャンル:恋愛
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ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時

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