月が綺麗な夜に貴方と

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「こ、この人私の彼女なので！！」



言い切った後にハッと気づく



ん？私…




今、凄い事を声に出した気がする…




確か…この人、私の彼女…




ん？？！




ウォヌ先輩の事彼女って言っちゃった…！？




さっき緊張して、言うことごちゃごちゃになったんだ…！




ウォヌ先輩はもちろん、




さっきまでナンパしてた女の人たちもポカンとした顔をしてる




やっ…




やっちゃった〜！！！





冷たい汗がダラダラと流れる




どうしよう…



凄い気まずい空気になっちゃったよ〜！！！



顔を青くして次の行動を考えてると…






『………フッ』





と吹き出したウォヌ先輩




そこからゲラゲラと笑い出したのだ




こんなに笑ってるウォヌ先輩初めて見た…




そして、笑い終えたらしい先輩は




『まー、俺の彼氏さん？が迎えに来てくれたから、もう行ってもいいかな』




とナンパしてた女の人たちに言ってから




返答も待たずにいきなり




私の手を掴んで走り出した




『行くぞ！』




「ち、ちょっと先輩ー！？」




しばらく走った後、うしろを振り向くと




まだ女の人たちは頭の上に？を出したまま



私達の事を見ている




な、なんか…悪いことしちゃったかな…




いやいや、それより！！！




「ウォヌ先輩！！！手！手！！」




私達は手を繋いだまま走ってたのだ




しかも、恋人繋ぎ…不意打ちすぎる！




『あー、わり』




と言ってパッと離された手、




言わなかったらもっと長く繋げたかもしれないのに…




なんで言っちゃったんだ私〜！！バカ！




『でも、何で俺がお前の彼女なんだよ！』




そうやって、また笑い出すウォヌ先輩




「言い間違えちゃったんですよ！！」




そんなに笑うことないのにー！



お腹まで抱えちゃってさ、、、






『じゃあ、本当は何て言いたかったんだよ』

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