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TH side__
お互いが謝ろうとしないまま、沈黙が続くと
Aちゃんの後ろからひょこっと顔を出したAちゃんの友達。
今日の飲みに自分も参加したいと、Aちゃんに着いてきたらしい。
友達がソヌに話しかけて、意気投合したのか
拗ねた顔からニコニコと笑顔になり、
なんとか気まづい空気を和ませてはくれたけど
皆で歩いている時も、居酒屋に着いて席に座った時も、
ソヌが気になってチラチラと目線を送ったが
ソヌは一切俺を見てこなくて…話しかけてこなくて…
胸がズキッと痛んだ。
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「キムテヒョンです!、よろしくね」
向かい側に座っているAちゃんの友達に
一人一人自己紹介をしていってよろしくねと話しかけると
Aちゃんの友達は、愛想がよく、
タメで話そう!と盛り上がっていた。
……なんだが合コンみたいでぎごちなくなるな。
自分から話すのはあまり得意じゃなく、
誰とでも話せるジミンに任せて
チビチビと運ばれてきた緑茶を飲んで黙った。
Aちゃんの友達がジミンに唐突な質問をしだして、周りがビックリしてギャーギャーしだしても、ただ黙って聞く。
……正直テンションが下がっちゃって話す気力がなくて、、
……ソヌの事を気にしちゃって、、
会話には参加しなかった。
緑茶を飲みながら、チラッとまたソヌに目を向けると
ソヌもジミン達の会話を聞いてクスクス笑っているだけで
会話に参加していなかった。
……よっぽど彼氏を気にしてるんだ。
会話に参加しない理由が、そうとは限らないのに
ソヌにこんなにも思われている彼氏が羨ましくて
半分嫌味でそう思ってしまう。
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Aちゃんの友達は、相当な陽キャで
話題が次から次へと出ては止まらないし、
それが気に入ったのか、ジミンもニコニコと目を細めて
Aちゃんの友達と楽しく話していた。
SN「ちょっと、私お手洗い。」
若干酔いが回り始めているソヌがよろつきながら
立ち上がってそのまま居酒屋の個室部屋から出ていき、
「……ちょっと、俺もお手洗い。」
その数分後に自分も立ち上がって
個室部屋から出てると、ソヌを探した。
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さayuri.(プロフ) - 猫のペルシャさん» こんにちは!コメントありがとうございます、面白いと言ってもらえて嬉しいです。更新が大変遅くなっていますが出来る限り更新できるように頑張りたいとおもうので、楽しく読んでいただけたらなと思います^^ (2022年8月28日 3時) (レス) id: 8598417c33 (このIDを非表示/違反報告)
猫のペルシャ - こんにちは!今日初めて読んで一番最初の高校生の部分から読んで、気づいたら全部読んでました!面白いです!更新大変かもしれませんが楽しみに待ってます♡ (2022年8月19日 22時) (レス) @page48 id: 8b5d764e92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さayuri. | 作成日時:2021年9月28日 1時