第286話 ページ43
ダメだ、俺もつられて調子狂ってきた。
どんどん変なこと言ってきてる。
「見た目じゃなくて！！最初は普通でも、
どんどん好きになるって意味で！！」
って俺にとっては最初っから可愛かったんだけど…。
まぁ外見は好みだし。
「まぁ、笑顔は可愛い感じだったけどね。」
横から呟かれたその一言に、
閉じていた目をぱちっと開いて
また身体をそちらに向ける。
「でしょ？！やっと分かったかよ。」
「でもヤバイじゃん、
ギョンスヒョンの好きなタイプって
笑顔が可愛い人じゃなかったっけ？？(笑)」
ふざけて笑うセフンの横腹を突こうとすると、
間一髪でスルッと逃げられる。
「ったく…何がヤバイんだよ、
ギョンス巻き込むなよ、怒られるぞ。」
それに、なんかそー言われると不安になってきたじゃんか。
あいつら最近一緒にいるし。
Aとずっと一緒にいたら、
Aの良いトコ沢山見るはずだし。
ギョンスは…
本当にカッコよくていい奴だし。
「俺ヒョンに怒られたことないけど(笑)
…まぁ、まとめるとそれで悩んでたってわけね。」
湧き上がってきた不安を取り払うように
頭を横に振っていると、
セフンの声で現実に戻される。
「で、ヒョンはどうしたいの？」
その問いかけに、下唇を噛んだ。
どうしたい？
そんなの…。
「…決まってんじゃん。恋人になりたい。
どうしたいのかなんてもはや何年も前から決まってるんだけど、いざとなるとどうしていいか分かんないんだよ。」
「ヒョンさ、手は打ったの？」
「え？」
セフンの方を見ると、椅子の背もたれに寄りかかったままで、俺を真っ直ぐ見つめていた。
「こうやって悩んでないでさ、
Aちゃんが安心して戻って来れるように
できる限りの手打ってみなよ。」
「だから毎日電話してメッセージして…
まぁ、返事はないけど。」
自分で言っといて悲しくなってきた。
ずっとこのままなのかな、俺ら。
俺が追いかけて、あいつが逃げて。
俺が追いかけなくなったら終わっちゃうのかな。
「そうじゃなくて。
急がば回れって言うじゃん？
ヒョンは直進しすぎなんだよ。
Aちゃんしか見てないから、
Aちゃんを囲む周りが見えてないんだ。」
「…何すればいいの？」
恥ずかしい。
本当なら兄貴としてアドバイスしてるはずなのに、こうしてアドバイスを受ける立場なんて。
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Hinayeol(プロフ) - わーーん更新楽しみに待ってます！！ (2017年8月29日 0時) (
レス) id: 1db30c893b (このIDを非表示/違反報告)
どんちゃん(プロフ) - Hinayeolさん» Hinayeolさんコメントありがとうございます！もうすぐで更新する予定なので楽しみにしていただけるとありがたいですヽ(*'▽'*)ﾉ (2017年8月28日 23時) (レス) id: 32cc05fed0 (このIDを非表示/違反報告)
Hinayeol(プロフ) - チャニョリ〜早くくっついて (泣) (2017年8月28日 4時) (レス) id: 1db30c893b (このIDを非表示/違反報告)
どんちゃん(プロフ) - ritzさん» ritzさん、コメントありがとうございます。嬉しいです！更新頑張ります(*^^*) (2017年8月13日 23時) (レス) id: 7f2b0d3fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ritz(プロフ) - いつも楽しみに更新待ってます！！これからもよろしくお願いします！ (2017年8月13日 20時) (レス) id: 38d97e9a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんちゃん | 作成日時：2017年7月31日 14時
