探偵兼、歌い手です！【Aya】

音楽は好きな道？ ページ3

「ごめんなさい、遅れて。」



「大丈夫だよ、アーヤ。まだ若武は来てないから。」



その日のKZ会議は珍しく若武がまだ来てなかった。



いつも早く来て私を待ってるのに、どうしてだろ。



「若武、またフラれたんだって。」



ああ･･･可哀想に。



「若武の顔だけ見て一目惚れして勢いで告白したみたいだよ。」



「若武は性格に難ありだからな。」



ん、確かに若武は顔だけ見るとイケメン。



でもとにかく話術が巧みでみんなから詐欺師って呼ばれてるんだ。



女の子もついていけなかったんだろうなあ。



「やあ諸君、遅れてすまない。」



私たちが顔を上げるとちょうど若武が入ってきた。



「若武遅かったじゃない、何かあったの？」



「何とだな･･･」



うんうん。



「何と･･･」

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