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で り へ る【紫】※ ページ2

「あ、めっちゃ可愛いじゃん。」




胸は...大きい方が良いかな。

ピンク色の雰囲気が漂うチラシの番号を確認しつつ、電話するとどうやら今から来るらしい。

髪は長くても短くても可愛けりゃいいけれど、やっぱりショートだな、と待っている時間にふと思った。




少しすると、無機質なチャイムの音が。






『久しぶり、なーくん。会いたかったよ♡』

「え......」




『ふふ、驚いた?前さ、髪型は短い方が良いって言ってたから切ってみたの。似合うでしょ。』





おいおい、一体何の冗談だよ。

これが夢なら今すぐ覚めてくれ、と目の前にいるやけにテンションの高い女性を見て思った。




ジェルくんが女装してるだけとか、なんかのドッキリ企画とか。





『残念。夢じゃないんだよ、な・ぁ・くん♪』





そう彼女......いや、元カノは俺に向かって虚ろな目で告げた。









「ごめん、今日は帰ってくれないかな?」


『...なーくんの好みのタイプになって帰ってきたのに?』






虚ろな目、くしゃりと歪んだ眉、そして真っ赤なルージュ。

薄らと隈が出来ている虚な目に、一粒涙が浮かんだ。




『私の何処が駄目だったの?ねぇ、私だけ見てれば良いじゃない。だって、私、貴方のタイプでしょ?』


「俺、愛が重い子はあんまり好きじゃないんだ」










『_____嘘つき。配信、ずっと見てるんだから。』







きっ、と猫目の虚ろな目をさらに鋭くして、彼女は帰って行った。







「本当、なんなんだよ...」




バタンと鼻先で閉じたドアに。


俺は情け無い声を出す事しか出来なかった。

・→←せつめいしょ



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さとにゃー - 白い鳥【黄】の意味、教えてください!! (2023年1月28日 14時) (レス) id: 1473545ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:Hononb  作成日時:2023年1月28日 13時

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