【鬼滅の刃】裏切られた彩柱は今日も鬼を狩る

第九話 ページ10

Aside

『だからね、引越しは息抜きなんだよ、体にも、精神的にも』

炭「ッ……ｳｯ…ﾋｯ」ｺﾞｼｺﾞｼ

禰「ムゥ、ッ」

『?!!!』

『えっ！なんで皆泣いてるの？！』

善「優花ちゃんとAちゃんが優しすぎるんだよぉ」

優しくないのに、本当に優しいのは優花だ
私は偽善者ぶってるだけだしそれに軽く復讐を少しやろうと思ってるのに

だから優しいなんて言わないで

『泣けてきちゃうじゃんか』

私は下を向いて顔が見えないように面を少しヅラして目に腕を当てて小さく深呼吸をし、涙を拭った

『っ…はぁ、よし!みんな顔洗っといで
禰豆子ちゃんの分は濡れタオル持ってくるか
ら、ほら立って、ね？』

優「っ…ぅ、うん」ｺﾞｼｺﾞｼ

いつの間にか優花まで泣いてたのね

『あぁもう、擦らないの、早く洗ってきな』

のろのろと優花達は洗面所の方に歩いて行く
禰豆子ちゃんの濡れタオル用意しないと

『!どうしたの？禰豆子ちゃん』

禰「むー」ｶﾞﾘｶﾞﾘ

口枷外したいのね

『はい、外したよ』

ﾎﾟｽｯ

『!!』

禰「が、かんば、た、ね、え、らい、えら、い 」ﾆｺｯヾ(･ω･`*)

いまさっき切り替えたばっかりなのに、
泣いたばっかは涙腺緩いんだよぉ
すごい泣きそう、やばい

『ありがとぉでも、大丈夫だよぉ』ｳﾙｯ

今凄いｳﾙｯってきた
ホント泣きそう

『とりあえずタオル取ってくるね』ｸﾞｯ

さっきみたいに涙を拭う

『励ましてくれてありがとう』

そういえば裏切りを耐えるのに2番目に必要なのは相談だよね
誰かに相談すれば心がすっと軽くなる
人には誰だって必ず限界がある
誰だってﾀﾋが待っているように
誰だって我慢の限界がある
だったら、
ﾀﾋは逃れられないけど
相談すれば辛くなくなる、相談する相手がいないなら、心の中で相手の悪口を言えばいい
誰にも聞かれないのだから
怒りが爆発しそうなら
【落ち着け、自分を保て】
と、小さく深呼吸して
そのまま平静を装おって
癒されたりすれば自然と落ち着く
それでもダメなら誰もいない、誰も来ない場所で、紙や地面に悪口を書いて誰にも読まれないように消したり、黒く塗りつぶしたりする

まぁ私の場合は、怒りが爆発したら小さく深呼吸してどう復讐するか考えるけどね
”今回は”どう復讐しようかな





優花side

炭「そういえばどうしてAと優花は面をしてるんだ？」

優「あぁ小さい時に顔が原因で2人ともいじめられたんだよね
【あんたみたいなブスこないでくれれる？】って」

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