第一章 船の上のincident ページ26
二口検事「なん、だと………っ！」
「さあ、松川さん。いかがですかっ！」
松川「…………………………………」
「あ、あの…………松川さん？」
松川「スウィートポテトの甘さを引き立てる方法、知ってる？」
「え。」
松川「ほんの少し、シオを使う。」
松川「面白いよね。しょっぱいシオが逆に、甘さを引き立てるなんて。」
「あ、あの。どういうことですか……………？」
松川「今、思い出したよ。…………逆だった、ってね。」
「……………！」
松川「ごめんな。鉄パイプと言えば『振りかぶるもの』だと言う先入観。」
松川「彼、小さい体で…………凶器を逆手に持ってたんだったよ。」
サイバンチョ「さかて……………」
松川「つまり、こうじゃなくて」
松川「こんな感じだったワケ。」
松川さんは鉄パイプを逆手に持ちかえる。
おかしい………そんな持ち方おかしすぎる！
「異議あり!」
「でも！あなたはハッキリ証言しました。『大きく振りかぶって殴り付けてきた』と！」
松川「だから、カンチガイだったんだよ。………悪いな。」
「それに！そもそも、そんな持ち方を見間違えるなんて、無理がある！」
松川「だから、先入観ってあるだろ！それじゃあ君、聞くけど。」
松川「隠し味にシオを使ったスウィートポテトを食べて、しょっぱいイモって言う？」
二口検事「言うのか？弁護人。」
「ぐ…………っ！」
サイバンチョ「………ふむう。凶器を逆手に持って殴りかかった………」
サイバンチョ「やや不自然な気もしますが………そう考えればスジは通りますね。」
二口検事「そう。まったく、なんの問題もない。」
サイバンチョ「いかがですかな？弁護人。」
ここでスジが通ってしまうと、かなり状況は厳しくなる……。
どこかに矛盾はないのか？あの証人の胡散臭い主張………。
研磨さんは凶器を逆手に持って被害者に殴りかかった……。
「異議あり!」
「残念ですが………証人。」
「あなたの、その主張。どうやらシオ加減を間違えたようですね。」
松川「ど…どういうことだ？」
「そんな甘い嘘をついても結果はしょっぱい………そう言うコトです。」
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M - すいません、ありがとうございます。 (2016年8月20日 19時) (
レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 主人公が弁護士になった理由は決まっていて、どこかで書くつもりです。なのでトノサマンの話なら書けます！トノサマンが個人的に好きなので書くのが楽しみです！ (2016年8月20日 18時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - テレビ放送した、トノサマンの話か、主人公がどうして弁護士になった話を書いてほしいです。無理だったらいいです。 (2016年8月20日 18時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 2回もありがとうございます。もしも逆転裁判を知っているのなら何か書いてほしい話などありますか？ (2016年8月20日 9時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが気になります。更新頑張って下さい！！ (2016年8月20日 9時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Suzuna | 作成日時：2015年8月23日 18時
