第一章 船の上のincident ページ20
田中「俺が現場の貨物室であのオトコの身柄を確保したとき、」
田中「彼……被告人はボーゼンとしてコイツを握りしめていたんです！」
サイバンチョ「それは……何ですかな？」
二口検事「ストラップ、だな。」
なんとも妙な………
二口検事「初回限定版についている、フジクジラのストラップだよ。」
サイバンチョ「確かに、ぶら下がっていますね。」
ん？これは……
「このストラップ、引きちぎられていますね。」
田中「イエッサー！被告人はゲーム機を盗もうとした所を船員に見つかって……」
田中「争ううちに、ゲーム機からこのストラップを引きちぎったんです！」
それじゃあ……まさか！
「じゃあ、このストラップは………」
田中「被告人がストラップを盗もうとした立派な証拠なんですよ！」
「えええええええええっ！」
なんて事………こんな証拠があったなんて！
二口検事「異議あり!」
二口検事「しょ……証人！聞いてない……そんな証拠は！」
二口検事「そんな物を持っていたのならばなぜ、いままで警察に提出しなかった！」
田中「スミマセンね、検事さん。でも、プロたる俺としては」
田中「やっぱりこう言う《秘密兵器》は自分のタイミングで使いたいわけですよ！」
田中「この田中龍之介、見せ場が欲しいじゃないですかっ！」
二口検事「むぐぐぐぐぐ………」
やれやれ……あの検事さんまでフラフラしてるよ…。
サイバンチョ「とにかくこのストラップは重要な証拠品として受理します。」
《証拠品“引きちぎられたストラップ”の情報を法廷記録にファイルした。》
二口検事「ええ……弁護人。たしか、三毛眠子さん……だっけ？」
「そ、そうですけど。」
二口検事「この事件は昨日依頼された、あってるか？」
「ええ、そうです。」
二口検事「……お前の依頼人からこう言われてないか？」
二口検事「我々の提示する刑をそのまま引き受けるように……と。」
「………！」
「そう言えばあの時の電話でなんか言いかけなかったか？」
(『あ、でもそのー言わなきゃいけないことがあっ』)
「そんな、私が切ったから………。」
どうしよう、私のせいだ………ちゃんと話を聞いてなかったから。
第一章 船の上のincident→←第一章 船の上のincident
ラッキーアイテム
RYUと編まれたニット
今日のラッキー逆転裁判のキャラは!?
宝月茜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
M - すいません、ありがとうございます。 (2016年8月20日 19時) (
レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 主人公が弁護士になった理由は決まっていて、どこかで書くつもりです。なのでトノサマンの話なら書けます！トノサマンが個人的に好きなので書くのが楽しみです！ (2016年8月20日 18時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - テレビ放送した、トノサマンの話か、主人公がどうして弁護士になった話を書いてほしいです。無理だったらいいです。 (2016年8月20日 18時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 2回もありがとうございます。もしも逆転裁判を知っているのなら何か書いてほしい話などありますか？ (2016年8月20日 9時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが気になります。更新頑張って下さい！！ (2016年8月20日 9時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Suzuna | 作成日時：2015年8月23日 18時
