第一章 船の上のincident ページ15
「異議あり!」
「現場には、二人が争っている他、特に異常はなかった………」
「それは、アキラカにおかしい。」
田中「……え。」
やはり。
「問題は、現場の貨物室にあった破壊された木箱です。」
二口検事「異議あり!」
二口検事「それは、被告人が鉄パイプで壊した。……何の不自然もないんだよ。」
違う。と言う意思表示のため首を横にふってみる。
二口検事「……言葉で言わなきゃ伝わらないよ……☆」
なんかムカツク……。
「……現場の写真を見て下さい。」
「確かに、争いがあった場所の木箱が壊れています。………しかし」
「異常な木箱は………それだけではなかったのです。
二口検事「あ………」
「争いとは全く関係のない場所でこじ開けられたように見える木箱。」
「アキラカに、一見して目につく異常、だと思われますが？」
田中「う………」
「あなたは現場をプロの目で調べたと証言しました。」
ドンッ！！
力の限り、机を叩く！
「それならば、この異常に気が付かなかったハズがないッ！」
田中「うぉぉぉぉぉぉぉ‼」
カンカンカン！
サイバンチョ「静粛に、静粛に！」
サイバンチョ「た、確かに……これを見落としたと言うことであれば。」
サイバンチョ「証人の目はとてもプロフェッショナルとは言えないでしょう。」
二口検事「異議あり!」
二口検事「この証人の顔についているのがプロ級の目玉か節穴か……そんなことは本件に関係ない！」
二口検事「大事なのは、ただひとつ。」
二口検事「被告人が、被害者を鉄パイプで殴り付けたと言う一点のみだ！」
???「待った！」
ん？私でも黒尾さんでもない誰だ？
田中「……今の言葉、聞き捨てならないな、検事さん。」
二口検事「え。」
いや、味方じゃないの？
田中「どんなときでも気を抜かない。……俺の目は、プロだ。」
田中「もう一度！俺の話を聞いてくださいっ！」
田中「俺が何故、その木箱に触れなかったか、気になるでしょう？」
「………！」
ど、どういうこと……？
サイバンチョ「よろしい。それでは、続けて証言して頂きましょう。」
「ど、どういうことだ？眠子……」
「わかりませんけど……、なんだかイヤな予感がします……。」
あの警備員…一体何を見たって言うの？
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M - すいません、ありがとうございます。 (2016年8月20日 19時) (
レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 主人公が弁護士になった理由は決まっていて、どこかで書くつもりです。なのでトノサマンの話なら書けます！トノサマンが個人的に好きなので書くのが楽しみです！ (2016年8月20日 18時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - テレビ放送した、トノサマンの話か、主人公がどうして弁護士になった話を書いてほしいです。無理だったらいいです。 (2016年8月20日 18時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
Suzuna(プロフ) - Mさん» 2回もありがとうございます。もしも逆転裁判を知っているのなら何か書いてほしい話などありますか？ (2016年8月20日 9時) (レス) id: c15a8ce72d (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが気になります。更新頑張って下さい！！ (2016年8月20日 9時) (レス) id: ac82bd61af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Suzuna | 作成日時：2015年8月23日 18時
