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プロローグ ページ1
「俺さ、死ぬならダサい死に方じゃなくて、かっこいい死に方がいいんだよ」
前、友達にそんなことを言っていた
そんなのは無理だと思っていた。ただの願望だからだ。
だがしかし、今の状況を見ると
そんな強欲な願いも意外と叶う、と思えてくる。
俺は車から子供を庇い、引かれた
今、引かれた後の多少意識のある時間は、多少満足感が得られるような時間に感じる
そりゃそうだ、自分の満足できる死に方なのだから
…死ぬ？
(……そうか、死ぬのか)
頭から血がなくなってきて、考えが浅くなってきた
周りからはたくさんの人が集まり、俺は囲まれた
そしてその中俺は、多少の満足感を感じながら…
この世を去った
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作者名：DAI | 作成日時：2024年3月2日 22時
