Family 〜 sho hirano2〜

はじめての保育園 ページ6

『今日からよろしくお願いします。』



唯人を保育園に預けて仕事に向かう。




普通ママと別れる時、寂しくて泣いたりすると思ってたんだけど…唯人は泣きませずは保育士さんの元に行っちゃって…ちょっとだけ悲しかった。笑







朝7時半に保育園に預けてお迎えは夜の8時。



8時を過ぎたら延長料金がかかってしまう。


なので…





『お疲れ様でした。お先、失礼します。』



午後7時、最後のワンちゃんを見終わったらすぐに保育園にお迎えに行く。






保育士『あ、唯人くんママ。お仕事お疲れ様です。』





私より少し若い保育士さんに抱っこされて唯人が出てくる。






『すいません。唯人迷惑かけたりしませんでしたか？』





親なら多分心配で必ずと言っていいほど言うセリフ。





保育士『全然そんなことありませんよ。今日はみんなで手先を使って遊んだりして楽しそうにしてきましたよ。』




それを聞いてひとまず安心。




『よかったです。明日もよろしくお願いします。』








挨拶を済ませて、家に帰る。



確か紫耀は今日、早く仕事が終わるはずだからもう家にいるはず。




『ただいま〜』

ガチャっと玄関を開けると…





紫耀『あ、おかえり！』




リビングからひょこっと顔を出して出迎えてくれる紫耀。




紫耀『唯人どんな感じだった？』




親ならやっぱり気になるよね〜




『いい子だったみたいだよ？』




紫耀『流石俺の子！唯人偉いぞ〜！』



グリグリと唯人の頭を撫でている顔は完全にパパ…いや？お兄ちゃんみたい。





えっ…あなたに似たら怪我ばっかりしてそうで困るんだけど…。





『紫耀に似たら唯人、骨折とかばっかしてそうで困るんだけど。』




紫耀『はぁ？なにそれ！俺7回しか折ってないかんな！』


いやいや…充分だから。




なんだかんだでいつも賑やかな平野家です。


唯人も無事保育園デビュー出来ました！

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