Family ～sho hirano～ (ページ6)

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違和感ページ6

～Aside～

『ッ…』

洗濯物を干しにベランダに出た時、お腹に痛みを感じた。

何か違和感を感じた私。

でも…

少し張ってるな。

まだ紫耀には連絡しなくても大丈夫。

そんな甘い考えをしていた私はそのまま買い物へ出かけてしまった。

この時、紫耀に連絡していれば…そう思うのはまだ先の話。

家の近くのスーパーに食品の買い物に来たんだけど…

『いっ…』

先ほど感じた痛みより少し強い痛みを感じた。

違和感を感じながらも、お腹をさすりながら買い物を終え家に帰る。

『ふぅ…。少し休もう。』

少しベットに入って横になろうと思った私は、スマホも持たずに寝室へ行きでかいベットに1人横になる。

『ッ…はっ…』

突然人生で一度も味わったことのない痛みに襲われ起きた私。

時計を見れば午後5時を少しすぎたところだった。

私がベットに入ったのは3時だから2時間と少し寝た頃のことだった。

『なにこれ…いっ…た…』

紫耀に連絡しなければ…病院に連絡しなければ…そう思ってスマホを探す。

が、リビングに置いて来てしまったことを思い出し取りに行かなければ…

そう思って、立ち上がる

しかし…

『ぁ…いっ…ぅ…しょ…う…』

痛くて歩くことができない…

そのまま床に倒れ込んでしまった私にはもう立ち上がってスマホを取りに行く力など残ってはいなかった。

これが悪夢の始まりだった