Family ～sho hirano～ (ページ39)

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仕事復帰 OK or NO ページ39

『私、そろそろ仕事に復活しようと思って。唯人も１歳になったし、保育園に預けてれば安心だからさ…どうかな？』

唯人が寝て、珍しく紫耀が日にちが変わる前に帰ってきたので、前々から考えていた事を相談してみる事に…

したんだけど…

紫耀『…』

ずーっと黙ってテレビ見てるんですけど！？

『紫耀…？？』

紫耀『ダメ…ダメ…絶対にダメ！！！』

『えっ…って…うわぁ！』

え、突然抱きしめられたんですけど…

紫耀『俺嫌なんや…』

久し振りに関西弁聞いたな…

感情的になると割と関西弁に出る癖あるんだよな…
昔の癖かな？
家オンリーだからこれも私の特権なんだけどね！

『嫌？なんで？』

抱きしめたまま離してくれる様子がないのでそのまま聞いてみる。

紫耀『俺、ママが頑張って働いてんの見て将来奥さんできたら楽にさせてやろうって決めておってん。毎日、疲れてんの見るの辛いねん。』

そういうことか…。
紫耀ママは確かに仕事のし過ぎとか疲れとか…色々溜まってて体調が優れなかった事があったもんね…。

『大丈夫。私はいなくならないよ。ずーっと紫耀と唯人と一緒にいるよ？先に消えたりしないから。』

ふと紫耀の顔を見れば…

涙を流している。

『泣かないでよ。なんで紫耀泣いてんの？全然感動的なシーンじゃないでしょ？笑』

紫耀『だって…だって…絶対、消えないでよ？』

『うん。約束。絶対に紫耀の前からも唯人の前からも消えないよ。』

紫耀『仕事…戻ってもいいよ…。俺…嫌やけど…Aが頑張ってお仕事してるの好きやから…』

なんか矛盾してない…？？

『ありがとう。紫耀。』

すぐ泣いちゃう紫耀はちょっぴりかわいいな…なんて思ったけど、今言ったら‘やっぱりお仕事しちゃダメ！’って言われそうだから辞めときます。

紫耀『それに…獣医さんしてるAは輝いてるし…動物がAに命救われるって事でしょ？それなら俺嬉しいから…戻っていいよ？』

『うん…ありがとうね？でも、今すぐじゃなくて保育園とか見つけないといけないから、あとちょっと専業主婦頑張るね！』

紫耀『俺も仕事頑張る～』

今日の紫耀はちょっぴり子供要素が入っちゃってますね。笑

『頑張ってね！』