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ゴロン 地に頭を付けて仰向けに寝転がる。俺の気持ちなんて知らない太陽がグサグサと目に刺さり、軽く目眩に襲われた。
「しーまーくん」
やや高めの、聞き覚えがある声が聞こえた。振り返らなくても分かる。なので、振り返らずに空を見ながら口を開く。
「どうしたん、センラ」
「停学とかあほちゃう？」
「俺正直退学かと思ってたけどな」
「暴れ散らかしてるしねえ」
軽い調子の会話を交しながら、俺の隣にセンラは座った。
寝転んだまま彼の顔を見あげれば、綺麗な金髪が太陽に反射してまた目を攻撃された。
喧嘩が学校にバレて、2週間停学。正直どうでもよかったけど。
「……Aと話したんやろ？」
「…………ああ、昨日な。ちょっとだけ」
全てを見透かしているような瞳が、少し細められた。
「これからどうすんのよ志麻くん」
「は？何がやねん」
「わざわざ俺に言わすん？分かってるくせに」
「……ほんまにお前ってきしょいな」
「ふふ、きもいのはまーしぃの方でしょ？」
Aと話せないようなことしたやろ と、俺の事を分かっている瞳はまた細められた。
「俺に気持ちを伝えようとしてくれたねん」
「ふーん。そんでそれを振ってしまったん？」
「ちゃう。Aの言葉を遮って帰らせた」
「俺が思ってた以上にあほで最低なことしましたねえ」
告白を拒むよりもタチ悪いでそれ とわかっていることをまた言われて少しカチンときた。が、それは紛れもない事実で。なんとも言えない。
センラには全部全部話してしまう。今回だって、……あのときだって。
俺も好きやねんなあ、Aが俺の事好きになる前から好きやのになあ。付き合って、2人で幸せになるつもりやったのに。
「今のところAに会うつもりは無い。昨日から、もう会うの最後にしよって決めててん。当分他校の相手せなあかん、から」
両手で目を覆う。それはこれからの過酷な人生を見たくなかったから。現実逃避ってやつ。Aのことで頭がいっぱいなのに、喧嘩 喧嘩 喧嘩。
元気だして と明るいセンラの声が聞こえた。
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もちち(プロフ) - コメント失礼します。他サイトにてこちらの作品と同じ題名、同じ内容の小説を発見致しました。何回も見返したのですがやはり文章も同じで気になったのでコメントさせて頂きました。プリ小説というサイトで連載はされていますか、？ (2023年4月18日 0時) (
レス) id: 65f0ff2c55 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi Ka(プロフ) - すっっっごく面白くて！大好きです！一気読みしちゃいましたw (2020年5月24日 16時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 完結おめでとうございます！この作品が好きすぎてもう何回も何回も見直しています！ 最後ら辺は、子を見守る母のような気持ちになりました（笑）ほんとにお疲れ様です！ (2020年5月7日 16時) (レス) id: aa4022e14b (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 完結おめでとうございます！この話の二人が永遠に見てたいくらい好きなのでこの2人のその後みたいな話短編集とかで欲しいです、、 (2020年4月2日 0時) (レス) id: 4f83e9d9b1 (このIDを非表示/違反報告)
七つ子(プロフ) - お疲れ様でした！この作品は私にとって、お気に入りの中のお気に入りでした！新作も読みます！ありがとうございました！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: e81a79aa4e (このIDを非表示/違反報告)
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