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私が「すき」なんて気づいたって、すぐには告白なんてする勇気はなかった。もう少し、もう少しと胸の高鳴りを抑えるように唱え続けて、１ヶ月。あついあつい夏も過ぎ去っていき、涼しい風が吹く秋になった。
特に私と志麻くんはなんの進展もなく、今まで通り喋ったり、たまに遊んだり。連絡だって未だに続いている。
「A、今日暇やったりする？一緒に帰らへん？」
志麻くんのことを考えていたら、志麻くんが話しかけてきたよ。安心するいつもの笑顔のまま、私の目を見てそう言った。
特に断る理由もなく、いいよ と返す。少し前なら、彼のアタックを全力で回避していた私だが、今は一緒に帰れて嬉しい という気持ちがある。進歩、というよりは心情の変化なんだろうね。
「志麻くんと帰るの、何回目だろうね」
「よくお前の顔見るから、数え切れないくらいちゃうかー」
ほら、そんな返し方、ずるいよね。がしがしと頭を乱暴に撫でられ、髪の毛がぐちゃぐちゃになる。そんなことお構い無しに、志麻くんは言葉を続ける。
「Aさん、今日飯一緒に食べません？」
先程の髪の毛を丁寧に手で直しながら、志麻くんはそう言った。彼の手が触れる度にどきっとしてしまい、顔が赤くなっているのか、「かわいいなあ」と志麻くんは笑いながら言った。こっちは恥ずかしいの。
「ご飯、食べに行こっか。もう6時だしね」
今日は私が委員会で遅くまで残っていた。授業にすら志麻くんは来ていなかったから、帰っていたと思ったが、ひょいっと彼はドアから顔を覗かせたのだ。……恥ずかしながらときめきました。
「私はムードとか全くない所がいいですね」
「なるほど。志麻も同意見です。そういうところ苦手です。ファミレスとかどうでしょう？」
謎の丁寧語に、二人して吹き出す。そういう会話をしている間にも、あっという間に目的地。2人で歩くのも楽しいけど、お腹すいちゃったよね。
「もうちょっと奥にホテルあるけど……」
「行きません」
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ゆき*°。 - うわあああまーしぃかっこよすぎる！！久々に読ませていただきました。ほんと感動でなんかもう、うわーって感じです(伝われ())素晴らしい(´`*) (2020年3月9日 22時) (
レス) id: 41e3e67230 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - いやいやいやいや。もうまーしぃなら不良でも何でもいいわ()もはや蹴ってほし(((((( (2019年4月21日 0時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
龍音(プロフ) - 志麻くんイケメンすぎです……！続編楽しみにしてます！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: c3c5009fef (このIDを非表示/違反報告)
スイ(さぶ)(プロフ) - ぎゃふん(( すみません() ラスト予想外すぎて驚きました！続編楽しみにしてます！ (2019年3月16日 20時) (レス) id: 4d56317c6f (このIDを非表示/違反報告)
真姫奈〈MAKINA〉(プロフ) - コメント失礼します！まず、受験合格おめでとうございます！！自分は試験がまだなので緊張しまくりです…←(どうでもいい)小説、いつも楽しく見させて頂いております！次のお話も楽しみにしてます！ (2019年2月12日 21時) (レス) id: 57f24bb479 (このIDを非表示/違反報告)
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