スズランと青空 2 (ページ1)

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お互いライブやイベント、仕事が忙しくて最近まともに話をしてない。

それどころか顔も合わせていない。

私はスタジオのPCの前で天井を見つめた。

いつになったらそらるに会えるのかな・・・

今すぐあって抱きしめたいのに・・・

「そろそろそらるさん不足？」

部屋に入ってきたのは私の仕事を手伝ってくれている親友の大畑百合花。

そう言って彼女は私のデスクにコーヒーを置き、後ろのソファーに腰かける。

『そらる不足ってわけじゃないけど・・・』

「ないけど？」

にやにやしながらこちらを眺めている百合花

『そろそろ・・・会いたいなって』

ヒューヒューと茶化すのがいつもの流れだ。

「会ってきたらいいのに」

『あったらイチャイチャしたくて作業進まなくなるでしょ』

「・・・まぁそうね」

何だこのカップルはと言わんばかりの冷たい視線を向けられた。

百合花はカバンを持っていた。

『あれ？今日はもう帰るの？』

「うん、これから彼氏とデートだから」

『あー、言ってたね

付き合って3年記念日とかだっけ？』

「そうそう」

だからと言いながら百合花は部屋の扉を開ける

「今日は2人で久しぶりにまったりしなよ」

そう言って開いた扉の先にはそらるがいた。

「いんふぉくんがそらるが使い物にならないからっていってきたからお互いゆっくりする時間が必要なんじゃないかなって」

お互いできたスタッフをもったものだ

百合花はじゃあ私はこれでーと急ぎ足で玄関へ向かい帰って行った。

「すず」

名前を呼び手を広げてくれるそらるに私は飛びついた。

『会いたかった』

「俺も会いたかった

ごめんな、忙しくて」

『それはお互い様でしょ？』

私たちは少し長めのキスを交わす

これまで離れていた時間を埋めるようにお互いを感じあった。

「すず、俺今日我慢できないかも」

『え？』

そう言った瞬間私の体は宙に浮きいつの間にか寝室へ運び込まれていた。

そしてベッドにそっと寝かされる。

「今日は俺の気が済むまでたっぷり愛してあげるから」

そう言って私の返事を待たずにさっきのキスの続きを始めたそらる。

こうなると止まらないだろう

私はそらるに身を委ねた

たくさんの愛を注ぎ込まれ快楽と幸せを得る。

そして明日からまた頑張るための力を充電する

『そらる』
「すず」

『「愛してるよ」』