じゃんぷの元気印さんの体調不良。パート３

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ー 緋山side ー

ヘリで運ばれてきた患者の手術を終えて、伸びをする。

あっ、そうだ。名取のこと見てこないと。大丈夫かな。

緋山「名取。だいじょ……名取っ！」

名取は、ベットの上で嘔吐していた。

緋山「名取、体横にするよ」

名取に声をかけ、体を横にさせる。すると、

名取「うっ、おえっ……」

さらに嘔吐した。

緋山「名取。分かる？」

名取「おぇっ……ひ、やまっ、せんせっ……」

意識はある。でも、まだ嘔吐が止まらない。

緋山「名取、苦しいね。吐けるだけ吐いちゃいな。……藍沢、こっち来れる？」

藍沢『どうした？』

緋山「名取が嘔吐してる。しかもかなりの量」

名取「おえっ……」

緋山「まだ止まらない……」

藍沢『わかった。すぐに行く』

緋山「新しい点滴も持ってきて。切れそう」

藍沢『ああ』

藍沢が来るまで、私は名取の背中を撫でてやることしか出来なかった。嘔吐物は既に床にまで落ちている。

緋山「名取……」

藍沢「緋山！」白石「緋山先生！」

すると、藍沢と白石が来た。

白石「名取先生の様子は？」

緋山「もう吐くものもないのに、ずっとえずいてる。かなり辛そう」

藍沢「名取、わかるか？」

名取「あい、ざわせんせっ……うぇっ……」

藍沢「意識はあるな」

名取「もっ、くるしっ……でない、のにっ……」

緋山「しんどいよね……」

吐く物がないえずきは、体力的にも精神的にもキツイ。

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