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大貴 side
次の日の朝。
大貴「慧ちゃん」
慧「んぁ？ どしたの、大ちゃん」
大貴「あのね……今日、具合悪くないから。一緒に学校、行こ……？」
慧「……ふふっ、もちろん」
慧ちゃんは、笑って頷いてくれた。
大貴「あ、あとね……」
慧「うん？」
大貴「……昨日、ありがとう」
慧「ふふ。可愛い弟のためだからね。どうってことないよ」
大貴「……ふふっ」
慧「よしっ。じゃあ、ひかにぃのご飯食べよっか」
大貴「うんっ」
慧ちゃんと2人でリビングへ向かう。
そして慧ちゃんがドアを開けようとしたとき、中から声が聞こえた。
光「うっせぇな！ 宏にぃに何がわかるんだよ！」
宏太「わかんねぇよ！」
光「だったら口出しすんじゃねぇよ！ 締切は明日なんだよ。頼むから集中させてくれよ！」
宏太「お前はいつも家にいて仕事してんだろ！」
光「仕事のときに仕事モードに入れる宏にぃとは違うんだよ！ 俺は家のことやって、それと同時に仕事してんだよ！」
慧「……ひかにぃ、機嫌悪いのかな？」
慧ちゃんが俺に言った。
こんなひかにぃの声、初めて聞いた。ひかにぃも、疲れてるのかな……。
光「それだけじゃねぇ。大貴が学校休んだときは、大貴のことも見てやってんだぞ！」
……え？
光「宏にぃにわかるかよ。家のこともやんなきゃいけない、弟の面倒も見なきゃいけない、それと同時に仕事。この大変さが宏にぃにわかって溜まるかよ！」
宏太「大貴のせいにしてんじゃねえよ！」
大貴「……おれの、せい……？」
慧「え？」
ひかにぃが大変なのは、俺のせいなの……？
俺が病気だから、慧ちゃんやひかにぃに大変な思いをさせちゃってるの？
俺が、いるから……？
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のん - 今後の展開が楽しみです！ (2021年2月26日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - いつも楽しく読ませて頂いてます！とっても心温まるお話で大好きです！次回の更新を楽しみにしています！ (2021年2月21日 13時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - いつも楽しく読ませていだいています！ストーリーがすごい好みです！これからも更新頑張ってください応援しています！ (2021年1月25日 0時) (レス) id: 91d020826d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年12月14日 16時
