じゃんぷの元気印さんの体調不良。パート11

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ー 山田side ー


最近、大ちゃんの様子がおかしい。

顔色が悪くて、ぼーっとしてる。

会話をしていても「あぁ……」しか言わなくて。


最初は疲れてるだけかと思った。最近の大ちゃんのスケジュールはハードだから。

でも、何だかおかしかった。

疲れている割に、寝ている様子もない。

ただ、ぼーっとしてるだけ。

大ちゃんの1番の取り柄であった笑顔も減った。


最近の大ちゃんは、嘘の笑顔しかしていない。

何年一緒にいると思ってるの。わかるよ。

俺だけじゃない。メンバー全員気づいてる。


助けてあげたいのに、君は何も言ってくれないから。

どうして頼ってくれないの？ どうして本音を言ってくれないの？


俺たちはもっと、大ちゃんを助けたいのに……。



ある日。

メンバー全員での仕事があったが、大ちゃんが来なかった。

集合時間から20分過ぎた。連絡も何も無い。

こちらから連絡しても出てくれない。既読もつかない。


結局、撮影は延期。

俺たちは大ちゃんの家に行ってみることにした。


ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ


山田「大ちゃん。山田だよ」

知念「メンバー皆で来たよ。大貴、いる？」


……反応がない。どうしたんだろう。

俺はドアノブに手をかけた。


ｶﾞﾁｬ


え……？ 開いてる？


山田「大ちゃん……？」

伊野尾「なんで開いてるの……？」


俺は、少しだけ中を覗いた。

そこには、信じられない光景が広がっていた。

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