彼と一緒に生きたい

8 消えた大ちゃん ページ9

山田 side



準備もいよいよラストスパート。明日が本番。


女装組で準備をしていると、クラスの男子が来た。



「山田、知念。ちょっと手伝ってくんね？」


山田「ああ、うん。いいよ」


大貴「俺は？」


「あー、大貴はいいよ。2人手が欲しくて」


大貴「そっか、わかった」


知念「じゃあ行ってくるね」


大貴「うんっ」




それからそっちの手伝いを終えて大ちゃんのところへ行くと、大ちゃんがいなかった。



山田「あれ、大ちゃんどっか行っちゃった」


知念「他のところ手伝ってるとか？」



クラスメイト何人かに聞いたが、大ちゃんはどこにもいなかった。どこにいるかも分からないって。


トイレかとも思ったが、そこにもいなくて。



知念「どこ行っちゃったんだろ」



大ちゃんはサボるような子でもないし……



「山田くん、知念くんっ」



すると、クラスの女子が何人か俺たちのところへ来た。



知念「どうしたの？」


「大貴くんのこと探してたよね？」


山田「ああ、うん。いた？」


「それが、加藤くんたちと一緒にいるのを見たって、この子が」


山田「加藤たちと？」



加藤たちは、まぁまぁヤンチャなグループ。


そんなグループが、大ちゃんと……？



なんだか、嫌な予感がする。



山田「そいつら、どこに行った？」


〜〜


作者からです。

Twitterの方で、短編を上げていきたいと思っています。そちらでは、有岡くんはもちろん、有岡くん以外のメンバーのも書きたいと思いますので、リクエストをいただけると嬉しいです。

Twitterの方のリクエストは、TwitterのDM、または質問箱の方にお願いします。


@suzu__ari411

9 加藤→←7 先輩のお兄さん

→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す