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3 有名人 ページ4

光 side



大貴は、学校でもなかなかの人気で。


昇降口に行くまでにも、何度も声をかけられてた。


そして。



「大ちゃんおはようっ」


大貴「あ、山田。おはよっ」


「光先輩、慧先輩、おはようございます!」


光「おはよう山田」



駆け寄ってきたのは、山田涼介。


大貴のクラスメイトであり、親友でもある。



大貴「山田、行こっ! じゃあね、光! 慧!」


慧「ああ、大ちゃん……」



慧が名残惜しそうに大貴の名前を呼んだが、大貴は山田の手を引いて行ってしまった。



慧「大ちゃぁん……」


光「慧、俺らも行こ」


慧「……うん」



〜〜



放課後。



光「大貴ー?」


大貴「あ、光! 慧!」



俺たちに気づくと、パタパタと駆け寄ってくる大貴。


うん、可愛い。



「光先輩と慧先輩だぁ」


「かっこいー♡」


「薮兄弟の顔面偏差値の高さよ」



一応、俺と慧も、まぁまぁモテる方。


俺、慧、大貴は、薮兄弟として、校内ではまぁまぁ有名人。



慧「大ちゃん帰ろ〜」


大貴「うんっ」




帰宅途中。



大貴「あ、雄也だ!」



突然、大貴が走り出したと思ったら、向かったのは本屋。


の、入口前に置いてある雑誌コーナー。


そこには、雄也が表紙の雑誌が並んでいた。



大貴「雄也かっこいいなぁ」


光「さすがモデル」


慧「家とは大違い」


大貴光「確かに」



テレビや雑誌ではイケメンにキメている雄也。


でも、家では別人だから。

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作者名:すず | 作成日時:2020年11月3日 11時

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